偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

あねとり~弟の友達に強制とろ甘快楽堕ち~(CV:八神仙、乃木悠星)

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同人サークルwhite mist発彼氏持ちのヒロインが弟の友達に襲われ、弟にそのことを知られてしまうDL音声。

ヒロインは社会人で、最近実家を出て一人暮らしをはじめたところ。ある日実家に戻ったヒロインは、大学4年生の弟冬樹(乃木悠星さん)と彼の同級生である夏斗(八神仙さん)と顔を合わせます。来年就職を控えた夏斗に社会人インタビューを頼まれ、ヒロインはそれを引き受けることに。

 

後日夏斗のインタビューに応え、彼氏とどうなってるのか聞かれるヒロイン。人には言いづらい悩みと言うヒロインに、エッチな悩みではと夏斗が指摘するとなんと図星。エッチしても彼氏も自分も気持ち良くない、どうしたらいいのか分からないとか正直に答え過ぎでは。ヒロインにとって今の彼氏ははじめての相手で、セックスで気持ち良くなったこと自体なかったのでした。彼氏の代わりに俺が協力してあげると夏斗にベッドに押し倒され、風向きがおかしくなってきた。エッチしたら浮気になると戸惑うヒロインに下への奉仕だけ、と言いくるめられてしまいます。浮気じゃないからキスはなしで、といきなり下に行くのも極端では。

 

夏斗の奉仕で達したヒロインに、次は本番と告げ約束と違う。最初から下心ありきで、ヒロインを気持ち良くするだけで終わるわけもなく。簡単に抑えられ、キスされ襲われることに。おねえさんのことがずっと前から好きだった、といきなり告白の言葉が。好きなのに襲うなんてと非難するヒロインに、好きだからと言う夏斗考え方が違う。ヒロインに彼氏がいたから好意を告げずにいたけど、上手くいってないなら入り込む隙があると仕掛けてきたよう。避妊なしで中に出され、体から堕とす気なのか。

 

夏斗に家まで送ってもらうと、そこに冬樹がやって来ます。冬樹は昼間にシャワーを浴びようとする姉の首筋にキスマークを見つけ、何があったか察したよう。夏斗とセックスしたんだろう、とヒロインを問い詰める冬樹。姉弟じゃなくずっと女として好きだった、と冬樹からも告白されます。ヒロインは弟の告白に驚くものの、拒絶感はないようでその態度が冬樹の心に火をつけることに。冬樹は俺とセックス出来るのと詰め寄りヒロインにキス、本気だと教えてやると浴室に連れ込みます。風邪引くといけないからシャワーを浴びつつセックスって。ヒロインの下着を脱がし、夏斗が中に放ったものを見て嫉妬が加速した様子。冬樹は彼氏がいるのに夏斗と浮気したと思っているようですが、夏斗には襲われたんだってば。ねえちゃんしか好きになれない、好きになってと言わないから、と体の反応にすがって冬樹はヒロインを抱くのでした。

 

事後、浴室の戸が開き夏斗の姿が。帰ってすぐ姉弟で口論していたせいで、玄関の鍵を忘れていたのです。夏斗は冬樹がキスマークに気付きヒロインを襲うと想像していたとか、そこまで考えて仕込んだのか。ヒロインが冬樹に抱かれたことを嫉妬する様子はなく、疲労した彼女を寝かしつける夏斗。そこに冬樹が来て、二人で話し合うことに。夏斗は以前から冬樹の姉に対する好意や欲情に気付いていたと告げ、冬樹にある提案をします。

 

目を覚ましたヒロインに三人でしようと言う夏斗、どうしてそうなる。ヒロインは気持ち良くなりたい、自分はヒロインが欲しいけど冬樹を敵に回すぐらいなら引き込みたい、冬樹は夏斗がいた方が世間へのカムフラージュになる、と三人で付き合ったりセックスすることのメリットを話します。夏斗の悪魔のささやきに姉弟は乗せられ、三人ですることに。

 

彼氏と上手くいってないヒロインを弟の友達が襲い、それを知った弟が姉を襲うという背徳とエロの話でした。隙があり実は快楽に弱いヒロインを体と口車で堕とすのは寝取られではよくある展開ですが、チャラ男が前から彼女のことが好きで執着してくるところが乙女系。そこからさらに弟も巻き込んで3Pと、話がどんどん展開していくのが聞きどころ。通常なら夏斗に先を越された冬樹が悲痛になりそうなのに、巻き込まれ連携する流れが独特に感じました。

 

チャラい夏斗が嫌われ役になりそうなところをヒロインに一途で、冬樹との友情と関係性が描写され、キャラクター像に厚みが出るのが圧巻。彼氏の件も相まってリスナーが夏斗を特別視する流れがあり、ヘイト管理が徹底してます。最初は無理矢理ながら冬樹がヒロインを気遣い常識的なことを言うのも、ただやりたいだけでしょとならない奇跡的なバランス。

 

女性向け3P作品は、リスナーが男性キャラクターの片方を好きになれない問題が以前からありました。男二人のキャラ描写を薄くしたり、キャストの一人二役で不快感を減らすなどの試行錯誤があったジャンルかと思います。今作はキャラクター描写を濃くしつつヒロインの置かれた状況も作用して、夏斗のヤバさが頼もしさやエロさの向上に繋がるのがすごかった。常識人の冬樹が夏斗を認めているのも一役買っていて、チャラいけど策士で合理的、エロくて最高ではとリスナーに思わせる流れが秀逸です。

 

シチュエーション音声においては3Pもの、ダブルキャストは別収録が通常かと思うのですが、今回はなんと同時収録とのこと。陽キャと真面目、バランスの取れた声としゃべりで友達同士の空気感が絶妙です。

寝取られに近親相姦、3Pものと一つだけでも作品が作れてしまうジャンルを全て掛け合わせ、エロ多めでかつ関係性の描写もしっかり、一作品で二度も三度も美味しい贅沢な内容でした。カウントダウンボイスやキャストコメント、後日談SSと作品を楽しむ福利厚生が今回も充実していて、死角のない作品作りに脱帽です。