偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

恋、秘め事、遠まわり。-恋焦-(CV:真野大)

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カナリアレコード発意識してなかった身近な異性と、友達から恋人へステップアップする遠回りの恋模様を描いたシリーズ。こちらは第二弾。

大学生のヒロインと梶島智瑛(かじしま・ちあき)は幼馴染でお隣さん。智瑛の家にやってきて、彼の部屋のドアをノックせず開けるとかヒロイン遠慮がなさすぎる。ヒロインが智瑛に打ち明けたのは、彼氏に振られた話でした。付き合って一ヶ月、他に彼女が出来たと言われたそう。ヒロインと本命の女子を二股していて、本命と付き合えるようになったからヒロインを振ったとか元彼アウト過ぎる。ヒロインを励ましつつ、男運がない幼馴染をたしなめる智瑛オカン気質です。もっと近くにいい男がいるだろ俺とか、とドラマの真似で智瑛に壁ドンされてもヒロインはピンときてない様子。智瑛の恋の噂を周りから聞くとヒロインが指摘すると、彼曰く高3の時以来フリーとのこと。ヒロインとは異なり、智瑛が自らの恋愛事情を話すことはなく、何でも筒抜けというわけではないようです。

 

ある夜、智瑛が風呂から上がったタイミングでヒロインから電話が掛かってきます。帰宅途中だけど誰かにつけられてるかもという電話に、慌てて迎えに行く智瑛。ヒロインと合流、彼女の身の安全を確認し家まで一緒に行くことに。以前にも同じようなことがあった時、元彼に相談したら勘違いでは、と取り合ってもらえなかったと話すヒロイン。智瑛も怒ってますが、ヒロインろくな男と付き合っていない。ヒロインの家は家族が旅行中で人がいない状態で、恐がる彼女を智瑛の家に泊めることに。家の中に入るとこちらも家族の姿はなく。両親は子どもが生まれた姉の家に行っていると言う智瑛、幼馴染とふたりきりの夜だ。家の中でもひとりを恐がるヒロインのため、リビングに布団を敷き智瑛も一緒に寝ることに。明かりを消した部屋で、布団に入ったまま智瑛は俺と付き合わないか、とヒロインに告げます。黙ってしまったヒロインに今日みたいなのは心配だしすぐ連絡して欲しい、元彼なんか忘れさせる、俺と付き合えよと強気です。ヒロインは頷き付き合うことに。遠まわりのはずが展開が早いな。

 

幼馴染だった男子に告白されて、どうやって恋人になっていくかを聞く内容でした。幼馴染といっても異性なわけで、知っているようで知らないことが多いという気づきを経て距離が近づいていきます。ヒロインが智瑛に告白されても反応が薄かったり、元彼達と智瑛の違いに驚いたり、大事にされた経験がないため付き合い方が分からなかったことがうかがえます。智瑛も似たような感じで中学の頃ヒロインを異性として意識していたものの、ヒロインが先に彼氏を作ってしまい告白出来なかったとかなんとも不器用。高校の時他の女子から告白され付き合ったこともあるけど、本気になってないのが伝わったらしく最後は断られていたとのこと。もてそうな男子がヒロインのことだけ好きだった、というのは甘々系ではわりとある設定ですが、未経験と聞いて真面目なんだなあと思いました。

 

未経験なのはヒロインも同じで、はじめて同士手探りで進んでいくのが初々しいです。付き合ってすぐセックスとならず、やりとりを重ねて進むのが非常に真面目な印象。会話が進むにつれ設定や状況が分かる作りで、日常系ながら情報量が多く練られた作品なのが伝わってきます。エロは最終トラックにドンと30分、第一弾同様の構成。智瑛がヒロインの体の負担を気にしてローション用意して使ったり、一緒にいけなかった彼女に事後奉仕していかせたり、最近の作品ではあまり聞かない展開に驚き。商業でも濡れ場は激しくてなんぼみたい中、気遣ってくれるのが嬉しく感じました。