偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

わたしの獣 伊勢谷広大編(CV:冬ノ熊肉)

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Venerdi発大柄肉食系男子との恋を描く日常系シリーズ「わたしの獣」。声は冬ノ熊肉さんで、脚本は真野ゆかりさん。花鏡の極道の男との恋を描いた「恋の道・極二ノ道」以来のタッグです。
熊肉さん演じる伊勢谷広大(いせや・こうた)は、隣の家に住む五歳年下の幼馴染。子どもの頃からヒロインのことが好きで、今まで何度も告白してきた一途な男の子です。告白されるたびヒロインは年齢を理由に断ってきた様子。いくつになったら男として見てくれると聞く広大に、ハタチになったらと答えたヒロイン。広大は二十歳になり、現在大学二年生。近所のコンビニでバイトしていて、出勤前買い物に来るヒロインに何かにつけて絡んできます。仕事が忙しい彼女に小言を言ったり、疲れを心配したりとよく見てるなと。帰りが遅い時は原付で迎えに行くとか、面倒見がいいです。



ある夜、帰宅中に道で広大と遭遇します。飲み会の途中らしく酔った女子に寄りかかられ、友達にからかわれる広大。一次会終わりで抜け、ヒロインと帰ると言います。帰り道、小学生の頃の話をする二人。広大が小学一年生の時、六年生だったヒロイン。ヒロインと一緒じゃないと嫌だと泣いたり、ヒロインが低学年の子(女子)と手を繋いでいる姿を見て嫉妬したとか当時から大好きだったんだなあと。ヒロインは子ども扱いが抜けない様子ですが、「そろそろ俺だけのものになってくれない?」と言われます。俺の気持ちは変わってない、女としてあんたが好きとストレートな告白をされます。そんな時、広大の携帯が反応。ヒロインは出るよう促し、渋々電話に出る広大。仲間からの電話で、二次会の誘いを受けている様子。先程広大に寄りかかっていた女子は彼のことが好きで、まわりは二人をくっつけようとしているようです。飲み会に戻った方がいいのでは、と言うヒロインに広大は激怒。彼女が気持ちに向き合おうとしないと感じた広大は、押し殺した声で「今日のこと忘れてもいい」と告げ自分の家へ。



翌日、広大にコンビニで事務的に冷たくあしらわれるヒロイン。広大が帰宅すると彼の部屋にヒロインが上がりこんでいました。今まで釣れなかったのに急に積極的。話を聞くとヒロインはヒロインで歳の差を気にしていて、大学生の女子といるのを見て嫉妬したとのこと。広大が指摘するように、ヒロインの気持ちが見えにくいです。言われるまで広大のことが好きって気付かなかったよ。ようやく想いが通じ、感慨にふける広大の下半身が反応してしまいます。家族が不在で、自室に二人きりとそのまま抱かれる展開に。というかヒロインが部屋にいる時点でフラグが立っていたよなと。



ヒロインを幼い頃からずっと好きだった広大は未経験。服の摩擦だけでいきそうと言いつつ、ヒロインを膝に乗せるのは平気なのね。普段は明るく気安いしゃべりなのに、口説いてる時やエロでは低くかすれた声で、ねちっこく挑発的に攻めてくるのがヤバいです。貪るようなキスや執拗な攻め、学習の早さがはじめてっぽくないですがエロいので降参。大きさに触れる描写があったり体力有り余ってたり、はじめてなのにヒロインを翻弄したりと獣感もしっかり。それでいて好意や誉める言葉に弱く敬語でお願いしてくるとか、かわいすぎて反則。年下だけどあざとさはなく、男らしく一途。生意気なようで気遣いがあったりと、年下属性ない方でもいけるんじゃないかなと思います。

日常トラック30分、濡れ場トラック50分とエロ多めですが、会話から二人の関係性や男性キャラクターの性格が想像出来るのが良かったです。すぐくっつかず、ひと悶着経て結ばれる展開が真野ゆかりさんらしく楽しく聞けました。熊肉さんの作品は4枚聞きましたが、「わたしの獣」が一番好きです。