偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

声で堕とされる~無口な彼氏の裏の顔~(CV:金森幸雅)

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同人サークル耳Honey発、ヒロインが彼氏に別れ話を切り出したら執着されるDL音声。ヒロインには宮代律人(みやしろ・りひと)という大学時代の知り合いで、社会人になってから付き合い始めた彼氏がいました。セックスしても無口だったり、律人が達する前に止めてしまったり、ヒロインは愛されている実感が持てない様子。ヒロインが別れ話を切り出すと律人はうろたえセックスが嫌なんじゃない、君に負担をかけたくないからと言います。律人を信じられないヒロインは、彼を振り切り出て行くことに。

 

数日後、ヒロインが満員電車に乗っていると彼女の腕を掴む者が。相手は先日別れを告げた律人で、連絡しても反応しないヒロインと話すためやって来たようです。君のことを好きだっていう気持ちだけは伝えたい、と真摯な言葉の後、今からたくさん気持ち良くしてあげる、どれぐらい俺が君のことを好きか分かるようにとか、よく分からことを言い出したぞ。ヒロインの脳に律人の声が響き、静かにしてじっとするよう命令されます。何故かヒロインは声が出せず、身動きも取れない事態に。服の中に手を入れられ、下着越しに胸を触られても何も出来ません。性欲がないと思っていた律人に、ねっとりエロい言葉責めをされ固まるヒロイン。律人に腰を動かして、と言われると勝手に動いてしまう。下をいじられつつ耳を舐められ、興奮に火をつけられヤバいよ。ヒロインの降車駅に着きようやく律人から解放され、今のはなんだったのかと彼に疑問をぶつけます。理由が知りたいなら、週末俺の家に来てと言う律人。電車の中とは異なり、何か伝えたいことがある様子。無口で無表情だった律人の豹変の理由を知るため、ヒロインは律人の家を訪ねることに。後日、律人の家で何故こうなったか話を聞きます。

 

無口で無欲な彼が実はヒロインを溺愛していて、真実を知った彼女を本気で抱く内容でした。詳細は割愛しますが律人の声には他人を操る力があり、その力を使わないようにすべく無口になり、友人も恋人も作ってこなかったのが彼の過去。無口で素っ気ない律人のありようとヒロインとの関係を序盤の数分で描き、後はエロと溺愛を聞く構成です。律人が何故能力を持っているのか追及したり、どうにかして制御しようとする展開はなく、執着心の強さを聞くのが18禁音声といったところ。タイトルやジャケ絵は見るからにヤンデレですが、普段の律人は真面目で不器用な印象で、濡れ場のねっとりとしたしゃべりと攻め方とのギャップが楽しめます。

 

淡白なようで実際はムッツリと、隠語を使っても不自然じゃないのが上手いなと思いました。ア〇メとか律人絶対スケベだろう。ヒロインの中の感触をケースみたい、と言うところはオブラートに包んでますね(笑)声やミステリアスな面に釣られてやって来たヒロイン、律人の家に来た時点で気があるのは分かり切っていて最初から堕ちてる。

 

男性キャラクターが力を使っている時はエコーがかかり、リスナーへの語りかけにもなっています。声による命令は律人の心の声でもあり、エコーがかかっている時は本音を語っているというのも分かりやすい。最中の色っぽく、かつ下品にならない上品さを保った声が絶妙です。ヤンデレより溺愛強めで純愛、きついヤンデレが苦手な方でも楽しく聞けると思います。律人視点のSSを読むと、彼の優しく真摯で恐がりな内面が描かれており、よりキャラクター造形が深まりました。