偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

THEヤンキー彼氏 お兄系ヤンキー中村北斗編(CV:井伊筋肉)

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ニノヤ発ヤンキーだらけの高校に通う主人公と、ヤンキーを巡る配信限定作品。全4作の予定で今回は第一弾。主人公が男子となっていますが、BLではなく乙女系作品です。

 

主人公は東京の高校に通っていた男子。苗字由来で周りからは姫と呼ばれ、和菓子屋を経営する祖父の入院がきっかけで高校を中退、地元で菓子職人になるべく定時制高校に転校することに。矢場谷高校(通称ヤバコー)に転校するも、ヤンキーだらけで治安が悪い環境に驚く主人公。5年生まである高校で、主人公は現在4年生。幼馴染の中村北斗(なかむら・ほくと)と矢島祐士(やじま・ゆうじ)も同じ高校に通っており、二人はヤジキタ連合というチームを結成しているのが現状。というか序盤からめっちゃ情報量多いな。

 

いつものように授業終わりに、主人公を教室まで迎えに来る北斗。普段はもう一人の幼馴染である祐士がいるのですが、彼は早退したため今日は北斗とふたりきり。チャラそうなしゃべりの北斗を叩いたり、主人公激しいな。北斗は元は成績優秀な生徒だったのですが、中3の頃起こした乱闘事件のため全日制の高校への進学を諦め、実家の造園業を継ぐため定時制のヤバコーに通っているのでした。

 

下校中、池に落ちてしまった主人公は北斗に救助され彼の家に。目覚めた主人公は自身の変化に驚きます。女になってる、男なのに胸があると慌てた様子。主人公が落ちた池は河童のたたりの池と呼ばれ、こうなってしまったのは呪いの影響のよう。どこからともなく声が聞こえ、北斗は自分の息子の声なんだと告げます。隠し子ではなく北斗の分身で、股間が意識を持ちしゃべっているとか大丈夫か。これも池の呪いらしく彼?はほっくんと名乗ります。呪いを解く方法は主人公と北斗が性行為をすることと話すほっくん、エロマンガみたいな展開キタ。北斗は主人公が男でも女でも構わない、お前が嫌がることはしないとか、なんでそんなに覚悟決まってるの。決められないならここでエッチしよう、とすぐ5秒数えて選択肢を与えないの、理解があるようで主人公とやる気満々では。そのまま北斗とエッチする流れに。主人公の負担を減らすため今回は素股でするものの、ほっくんがやたらしゃべるので、北斗としてるのかほっくんとしてるのか。北斗はイケボなのに、ほっくんの声は三枚目なので妙な気分になるよ。前戯までとはじめての本番が楽しめます。北斗ヤンキーなのに最中の声が優しくてドキッとしました。

 

近所の池に落ちて河童の呪いにかかり主人公は女体化、男性キャラクターの股間がしゃべるようになるとか完全にコメディ。と思いきやヤンキー同士の抗争が描かれていたり、情報量が非常に多かったり全てが規格外。キャラデザやヤンキー高設定、チーム名とか思いきり某ヤンキー映画を意識した作り。北斗編を最後まで聞くと真相が分かるようになっていて、意外としっかりストーリーです。

 

あの時の北斗の態度や言葉の意味、出てきた情報の中身が分かってきてなるほどとなります。アホエロ作品と言いつつ、単なるコメディで終わらない作り込みの深さに驚きました。一見BL作品のようでちゃんと乙女系なので、そこはご安心を。シリーズ通して共通主人公ぽいけど、池に落ちた際のふたりの変化は共通してるようなので、時系列ではなく分岐ルートなのかなと。声無しで出てきた先輩とか、もうひとりの幼馴染の祐士など気になる要素が残っていて、今後の動きに期待です。