偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

痴愛催眠(CV:二回戦中)

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同人サークルAreaS発電車で痴漢してきた男とのやりとりを描いたシリーズ、今回で第4弾。シチュエーション音声と催眠音声の2パターン、おまけで羊を数える安眠音声が収録されています。

 

朝いつものように電車で通勤するヒロイン、彼女の前に現れたのは藤木冬馬(ふじき・とうま)という男性。さも付き合っているように話し掛けてきますが、藤木はヒロインを電車内で何度も犯した痴漢なのです。と言っても藤木に痴漢の自覚はなく、相思相愛の恋人と思い込んでいる変な男。藤木に見つからないよう車両を選んで乗ったはずなのに、ヒロインを探し当てるのすごい嗅覚。以前GPSタグをヒロインに持たせてたとか、さらっとすごいこと言ってる。タグは嫌われたくないからやめた、と妙に常識があるのはなんなの。藤木は指に嵌めた指輪を見せてきます。以前ヒロインに送ったのと同じリングを身に着けていて、これのおかげで君を見つけられたとよく分からない言葉が。ヒロインは疲労と戦慄のためか、気を失ってしまいます。

 

ヒロインが目を覚ますと、傍らに藤木の姿が。駅の医務室を借りて介抱してくれたようです。体調不良を心配してますが、ヒロインの気分が悪くなったのは藤木のせいだって。藤木のしゃべりだけ聞いていると、優しい彼氏に聞こえてくるのバグだな。ヒロインの会社から電話が掛かってきて事情を話してお休みにしてもらった、と彼氏のようなふるまい。藤木さん明らかにおかしい人なんだけど、同僚や友達とコミュニケーション取ったり、社会人としてのふるまいはちゃんとしてて、ヒロインに対してだけ認識がズレてるのは何故なのか。藤木は同僚が不眠症だった頃の話をします。同僚は催眠術を使って克服したとのこと。それをヒロインにかけて、リラックスさせる気らしい。ヒロインは藤木から催眠術をかけられることに。

 

呼吸法に始まり、たまには息してるだけで褒められたっていいんだよと言われ、優しいな。ヒロインの耳に聞こえてくるのは電車の音。いつもみたいに近くに寄って、と藤木と抱き締められることに。何度もキスをして囁かれます。いつものように君と俺、その他大勢じゃなく、まわりにいるのはたくさんの俺だったらと妙なことを言い出したぞ。ヒロインの前と後ろ、両肩、左右の耳の横にいるのが俺、と彼の言葉によると藤木が六人いることになるのかな。彼らの手がヒロインの体に触れ、まさぐってきます。ねっとり実況する藤木の声と、ハアハア言ってる息遣いが同時に聞こえてくる。両耳を同時に舐められたり、胸を攻められたりして興奮が抑えられないヒロイン。藤木の手はヒロインの下半身へ。ここでもさんざん攻めたてられます。

 

一人二役や彼氏が二人に分裂する展開は他作品でもありますが、今回は相手が複数に増えて触られるすごい展開。それに加えて痴漢ものの設定を活かしてヒロインと藤木達しかいない電車、と設定が独走状態。絵的にはホラーですが藤木さんが相手ならありだな、と思えてしまう藤木冬馬という男のキャラクターの強さよ。さんざんねっとりあおってきて、ヒロインに欲しいと言わせてすごく嬉しそうにするの反則では。ずっとヒロインにストーカーしてて翻弄してくる男が、彼女に心底惚れていてセックスに溺れているの、倒錯しているけど聞いてるこちらも感化されてしまいます。

 

複数プレイですが抱くのは一人のみ、と3P的な色んなところを使う展開はないので集中しやすいかと思います。最後にペアリングの話の回収があり、そう繋がるのかと膝を打つ思い。あれで終了なのが怖いけど、このシリーズはこうでないととも思いました。痴愛シリーズは三周年、二回戦中さんの振り返りトークが感慨深かったです。不安との戦い、反響の多さへの驚きと喜び、二回戦さんにとっていかに特別なシリーズかを聞くことが出来ました。