偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

Amaretto Lovers type1.桃根響(CV:冬ノ熊肉)

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Camellia発、レンタル彼氏の依頼からはじまるラブストーリー。社会人のヒロインはSNSで「美貌のレンタル彼氏」の話題を見て興味を持ち、レンタル彼氏を派遣する会社Amaretto(アマレット)をはじめて利用することに。やって来たのは大学生の桃根響(ももね・ひびき)という青年。華やかな見た目と丁寧な敬語でエスコートされます。ヒロインのオーダーでレストランへ、緊張しているヒロインにあーんしてあげたり扱いが上手い。ヒロインがキラキラした人とデートしてみたかったからと言うとまた指名してください、お金を払えば何度だってあなたが求めるときめきが味わえる、としっかり売り込みが。ヒロインが相手に恋することはあるのと聞くと、もっとお互いのことを知れたらそうなる可能性もあるかもしれない、とスマートな返しが。

 

別の日、響とのデートを依頼するヒロイン。今日はビュッフェに行くことに。ヒロインは何度も響を指名していて、すっかり常連のよう。道で響の大学の同級生と出くわし、仕事中のためか彼は冷たい態度。同級生に声を掛けられるも、あんたらと違って僕はモテるから忙しいと言いヒロインの頬にキス。いきなりです。嫌味を言われるのはいつものこと、お金に余裕がないから他人を妬む、と同級生相手に随分辛辣です。驚いているヒロインにキスぐらいいくらでもしますよ、といつも通り丁寧だけどビジネスライクではという気分。

 

ある日、スーパーで響と偶然出会うことに。レンタル彼氏の時とは異なり、冷たくつっけんどんな様子。お金が発生していないから優しくする理由はない、本気の恋愛なんて面倒くさいと仕事の時と全然違う。普段は切り詰めて生活していて貯蓄している、と苦学生なのか。片寄ったチョイスのカゴの中身を指摘するとうっとうしそうにするも、ヒロインが家でご飯を食べない?と誘うと夕飯代が浮くからと了承する響。Amarettoでは個室デートは禁止されているのですが、契約なしの状態ならと案外あっさりしてます。

 

ヒロインの家で食事するもあまりしゃべらない響、仕事の時とは態度が違う。ヒロインが何故レンタル彼氏の仕事をしているのか尋ねると、稼げるバイトだからという返事が。生きているだけでお金がかかる、老後のための貯金もしたいと今時というかすごく堅実。家がとても貧乏で子どもの頃よくからかわれた、と厳しい環境だったよう。お金を溜めて将来みんなを見返してやる、学生からの指名を断ってるのはお金を持ってないから、とシビアです。愛よりお金が何よりも大事と言い、割り切ってるとなりました。テレビに映る動物園の映像に興味を持った響を見て、ヒロインは次のデートの行先を決めることに。次のオーダーでヒロインが響を連れ出したのは、話題になっていた動物園でした。

 

華やかなレンタル彼氏と何度もデートするも、超現実主義でドライな相手の中身を知り、やり取りで彼が変化していく様を聞く内容でした。クールでシビアかと思いきや、動物園に行って楽しく過ごしたらデレるので案外ちょろいなと。動物園デートの後、他の女性と仕事でデートしても楽しくない、でもヒロインが相手だと嬉しい、と好意が漏れてる。この気持ちって恋なんですかってそれ告白だよ。次のシーンでキスしてベッドへ、展開が早いとなりました。

 

完璧で優しいレンタル彼氏のはずが、冷たくてつれない面を見せた後打ち解けて恋に落ちる、と塩対応を味わうのは少しの間だけ。すぐ恋愛に行くので特にストレスは感じず。レンタル彼氏は風俗ではなく、前半濡れ場がないかわりにエロトラックを確保するため後半に詰め込んだ印象です。おかしかったのは本音を漏らすシーンで、通帳の残高を見てもどこか空しい、というセリフに正直過ぎないかと思いました。ヒロインとのはじめてのセックスが必死過ぎたり、クールキャラは一体どこへという気分。敬語責めの執拗な濡れ場がエロかったです。いきやすいけど復活も早い全力エッチがすごかった。

 

尺に余裕があれば恋愛する過程を聞き、徐々に心を開いていくのを聞けたかと思うのですが、本気になるのが早すぎて急展開に感じました。ギャップ萌えを味わうにはツンが少なめ、ストーリー性も感情描写もあるけど、エロの比重の方が高めかなと。熊肉さんの声は完璧なレンタル彼氏と冷たい素、恋してからの甘くて色っぽい敬語と、好感度の変化を感じる演技が見事でした。