偏愛シチュエーション

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それはささやかな恋のはじまり 川澄拓斗(CV.久喜大)

 それはささやかな恋のはじまり 川澄拓斗(CV.久喜大)

アプリコット発社会人男女の出会いから、お付き合いまでを描いたシリーズ第7弾。前作から一年以上空いた、根強い人気シリーズです。声は久喜大さん。
ヒロインはマンションに一人暮らししている社会人。ある日、マンションの共有廊下で出くわした男性に声を掛けられます。彼はヒロインの隣の部屋に住んでいる川澄拓斗(かわすみ・たくと)。昼夜逆転した生活を送っていて、口ぶりから会社員ではない様子。度々廊下で顔を合わせるようになり、拓斗はヒロインを「お隣さん」と呼ぶように。ある日、ヒロインがペットのケージを持っていると、興味を示されます。中に入っているのは友人から預かったハムスター。拓斗は自分では飼ってないけど、動物好きだそうです。



ハムスターが動かないのを異常と捉えたヒロイン、心配になって動物夜間診療所に電話をかけます。聞こえてきたのは聞き覚えのある声。会話しているうちに、相手がお隣さんと声を掛けてきます。声の主は拓斗で、彼は獣医だったのです。話しているうちにハムスターが動き、眠っていただけのよう。勤務後、心配して電話をかけてくる拓斗。ハムスターを診るため、ヒロインの部屋にやって来ます。飼い主曰くこのハムスターは、寝ると起きなくなる特徴があるそう。拓斗は一人で、動物の夜間訪問診療をしていると話します。彼は子どもの頃飼っていた犬を亡くした経験があり、獣医になる決心をしたそうです。ヒロインに真面目そうと言われて嬉しかったと言う拓斗、もっと君と話してみたい、二人で食事に行かないと誘ってきます。おやこれは。ヒロインは快諾。次の休みの夜に、近所のレストランへ食事に行くことに。



約束の日、食事に行く二人。同じ街に住んでいるだけあって、お店の話題など共通項があり会話が弾みます。さりげない気の使い方が大人です。拓斗の家は他の兄弟が医者で、拓斗は孤立していたと言います。飼っていた犬が拠り所だったそうで、親の反対を押し切って獣医になる道を進んだとのこと。ヒロインの話をもっと聞きたいと言い、「彼氏いる?」と聞かれます。更に「俺と付き合ってみない?」という言葉が。そういう流れでしたが、直球です。ヒロインといると日常のささやかなことが楽しく感じる、一緒にいたいと言われます。ヒロインは告白を受け、お付き合いすることに。



以降、お互いの部屋でデートする二人。時間を作って会っているようです。拓斗の仕事が不規則のためあまり外デートは出来てないようですが、それでもヒロインは楽しいと言います。二人でゲームしたりと健全なデート。眠そうにしているヒロインを見かねて、自分の部屋に帰ろうとする拓斗。ヒロインは彼を引き留めます。もっと長く一緒にいたいと、二人で夜を過ごすことに。

 

マンションの隣人とのお付き合いとかありそうでない、劇的な展開はなくささやかな恋愛を楽しめる作品です。仕事はやりがいがあるけど人とは異なる時間帯に働いている男性で、プライベートでの付き合いは少ない様子。気遣い出来るヒロインに惹かれるのも納得で、非常にスムーズな過程を聞けます。結婚意識してる空気もあり、男性キャラクターがとても積極的。久喜さんのオスみが強すぎず、年上感ある落ち着いた男性像がいいです。吸い付くようなリップ音はここでも健在。「エロい」ではなく、しきりに「エッチだな」というのが印象的でした。