偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

お仕事恋愛のスゝメ case1. 峰川伸(CV:二枚貝ムール)

お仕事恋愛のスゝメ case1. 峰川伸

カナリアレコード発職場での恋愛を描いた新シリーズ。職場で恋愛というとオフィスラブを想像しますが、この作品は花屋が舞台で店員と客の関係。脚本は滝宮那智さんで、声は二枚貝ムールさん。
ヒロインは勤務する花屋の入り口に立っていた青年、峰川伸(みねかわ・しん)に声を掛けます。お見舞い用の花が欲しいけど、何を選んだらいいか分からないそう。贈る相手の好みを聞いて花を選んでいきます。ピンクや赤の花が好きという言葉から、相手が女性であることが分かります。花言葉を考えて選んだ、と言うヒロインの言葉に感心する彼。



後日、閉店間際にやって来た伸。またお見舞い用の花を買いに来たそうです。相手は花を喜んでくれたとのこと。伸の大事な人という言葉に、相手の女性は恋人なのかなと。相手が調べるからと、伸は恋愛を連想させる花言葉の花が恥ずかしいようです。その後もヒロインが荷物を運んでいる時、ばったり会って運んでくれたりと親切です。電機メーカーの営業でバイクが好きで、通りかかった洋菓子店の好きなお菓子にはしゃいだりと、無邪気な表情を見せる伸。最初はぶっきらぼうに見えたけど、本当は素直で優しい人柄なのが伝わってきます。うっかりタメ口でヒロインに話しかけたことがきっかけで、タメ口で話すことに。


他にも店に来た伸に、ヒロインが鉢植えをプレゼントしたりといい雰囲気。伸もヒロインにお菓子を持ってきたり、見舞い用の花を買い過ぎてるとか頻繁に通っているのが分かります。ヒロインの不調に気付くとか、店員と客の域を超えてる気が。ヒロインは伸に惹かれているけど、花を送っているのが恋人と思うと後一歩踏み出せない様子。ある日、お店にやって来た伸に話があると切り出されます。

 

明るく元気で、人柄のいい好青年とのやりとりで非常に健全な内容です。ヒロインが贈った鉢植えなど、細やかなエピソードが後から効いていて丁寧な作りだと思いました。これはもう、カナレコ版ささ恋ですよ。オチはよくある感じで、ブックレットを見ると想像がついてしまいます。以前あった「お見合い恋愛のスゝメ」同様ネタバレありで、これから聞く方は見ずに聞くことをお勧めします。彼女がいたことはあるけどキス止まりだったという伸ですが、18推あるあるではじめてに聞こえない余裕の濡れ場を聞けます(笑)。最終トラックの後、後日談にあたるエピソードが収録されていて、濡れ場トラック二回となっています。