PIL-VAMP発男性キャラクターが豹変する「豹変彼氏」第７弾。皇帝さん演じる男子高校生と、担任である数学教師のヒロインの話です。
教え子の蒼井雄馬（あおい・ゆうま）は高校三年生で、成績は学年トップ。両親や学校側から常に優秀な成績を期待されている少年。神経質で暗い性格、勉強一筋で友達はおらず、周りからも成績がいい子という認識のみで内面を知る者はいない様子。雄馬が二年生の頃、ヒロインが担任の教師に。いつも成績のことばかり言われていたのに対し、ヒロインだけが無理しないようにと声を掛けたことから変化が訪れます。ヒロインを意識するあまり、勉強に身が入らない雄馬。それから模試の成績が下降、風当たりが強くなり学校に行きたくないというのが現状。ある日、雄馬は担任のヒロインに呼び出されます。成績が落ちたことを気にかけるヒロインに、先生も結局他の奴と同じなんだと苛立つ彼。先生が自分を気にするのは出世のためでしょ、と皮肉混じりに突き放す言葉が。悲しげなヒロインの顔を見てたまらなくなった雄馬は、彼女を抱きしめ我に返り何度も謝罪します。「先生のせいなんです」と言い、逃げ出す雄馬。
別の日、ヒロインの授業を休み保健室のベッドで横になる雄馬の姿が。心配してやって来たヒロインに冷たくする彼。ホームルームだけでも出たら、と勧めるヒロインにもう帰ると釣れない様子。出来ることならなんでもすると言うヒロインに雄馬はキス、ヤラせて下さいという言葉にヒロインは驚きます。ヒロインはこの時、ようやく雄馬の気持ちに気付いたのでした。ベッドにヒロインを引きずり込み、服を脱がせる雄馬。胸をいじり、はじめてのはずが攻め方がねちっこいです。聞くと以前からヒロインに欲情していて、ずっと想像していたとのこと。隠語混じりでねっとりと敬語責めされます。本番直前までされてしまい、ヒロインの目に涙が。それを見た雄馬は今までの勢いはどこへやら、急に慌て出しごめんなさいを連発し逃げ出します。
次の日、またヒロインに呼び出された雄馬。申し訳なさそうにする彼は、ヒロインを好きになった経緯を語ります。最初はヒロインのことを頼りなさそうと感じていたと言います。模試の前に体調が悪いことに気付いて叱り、試験より雄馬が大事と言ったこと。雄馬を励まそうとヒロインがノートにキャラクターを書き、蒼井君の緊張をほぐしてくれる天使だよと言ったこと。ヒロインが書いた絵を、いつも胸ポケットに入れてるとか純情すぎる。それからヒロインを意識するようになり、頭から離れなくなったと語ります。子どもの頃から性への関心が強く知識は豊富だったものの、女性に興味はなかったとのこと。ヒロインが担任になって間もない頃、彼女が廊下で転び下着が見えはじめて欲情したと言う雄馬。以来、数式を見ただけでヒロインを思い出してしまい、下半身が反応するとか重症です。それが成績が落ちた理由でした。雄馬の告白を嬉しいと言うヒロイン、雄馬は喜び、先生のことがおかしくなりそうなぐらい好きと伝えます。ヒロインは雄馬を生徒以上に好きと応え、戸惑う彼にキス。火が付いた雄馬はヒロインを押し倒し、学校ではだめと言うヒロインに、止められないとがっつきます。「先生の感じる場所は全て覚えた」とか、妙な方向に頭の良さが発揮されている模様。おどおどしていた先程までとは異なり、嬉々としてヒロインを攻める雄馬。若いのとはじめてなのもあって、達するのが早いです。３回連続してまだしたい（！）と言う雄馬に、もう無理と言うヒロイン。雄馬はこっちでしたいと、後ろを使うことに。いやちょっと待て。これ以上出来ないという意味なのに、都合良く解釈するとかドSです。興奮して訳が分からなくなってるのか、ヒロインは抵抗せず。
以後、付き合うことになった二人。すっかり余裕で、ヒロインを攻めるようになっている雄馬。敬語だけど攻め方はオラオラしてて、エスカレートしている様子。公式で告知されていた、例のアレが出てきます。比喩ではなく、ズバリそのものでビビりました。何故そういう発想になるのか謎で、末恐ろしいです。ヒロインはすっかり雄馬のいいなりで、着実に変態の道を歩んでいて将来が心配になりました。
純愛とエロのバランスが極端ですが、承認欲求に飢えていて、恋愛とエロ両方求めてきます。サイコパスじみた豹変ではなく、こうなるのも頷ける変わり方なので、同シリーズの他作品と比べると聞きやすいと思いました。皇帝さんの声も病み系ではなく、若さとかわいさあふれる声でエロかったです。押し倒す時のガサッとした音が大きかったり、水音のSEが卑猥だったりと豹変彼氏らしい作品に感じました。
