偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

両片思いに祝福あれ!~子作りは強制ですか!?~(CV:初時チェリー)

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新規レーベル2Peace発のイチャラブもの。ディレクターに松竹梅さん、脚本雪華さん、ジャケ絵は和田ベコさんという、18推CDを聞いてる人にとって要注目な顔ぶれが豪華です。ドラマCD部門の作品ですが、CD販売はなく配信のみとなっています。

 

就職活動中の大学生ヒロイン、卒業間近ながら就職先が決まらずにいました。友人のパーティーに呼ばれるも、失敗続きで浮かない表情。同級生で親友の間地歩生(まじ・あゆむ)に励まされ、パーティーを抜け出し彼のマンションで飲み直すことに。道中、卒業後ヒロインは実家を出ると話します。バイトで食いつなぎながら就職先を探す、というヒロインの言葉に慌てる歩生。仕事が決まるまで自分のマンションに来ないか、とヒロインに提案します。遠慮するヒロイン相手に説得を試みようとしたり、俺のところに永久就職しないか、と冗談交じりで言ったり好意が駄々洩れでは。親友だから、と言いますが友達以上の感情に聞こえる。微妙な空気になり、この近くに神社があるからお参りしないか、と歩生に誘われます。

 

神社でお祈りすると、なんか声が聞こえたと言う歩生。体がふらつき具合が悪そうな。マンションに到着すると、再度歩生の体に異変が。体が熱い、ヒロインに触るなと言い苦しそう。心配したヒロインが歩生に触れると、何故か彼からキスされることに。我慢するの無理、お前を孕ませたくてたまらない、とその場で押し倒されてしまいます。想像の中で何度もお前を抱いた、と以前からヒロインのことが好きだったようです。普段の優しく明るい歩生とは異なり、何だか人が変わったかのような。なんでこんなことするの、と聞くヒロインにお前のことが好きだから、と出会って以来四年分の気持ちをぶつけられます。だから子どもを作るとか、話が飛躍しすぎです。押し殺した声で、子作りを意識させるセリフを囁かれるのヤバいな。

 

事後、正気に戻った歩生に土下座されることに。殴るなり蹴るなり、警察に突き出してくれていいとか、先程の豹変はなんだったのか。ヒロインも歩生のことが好き、と言っても気遣いで嘘をついてるんだろう、とか大分こじらせています。先輩に失恋した時、慰めてもらって歩生を意識するようになったと話すヒロイン。二人は両片思いだったのです。相思相愛だったと知るも、これは犯罪だからと言いとても真面目。無理矢理でも反省しないキャラクターが多い音声作品で、天然記念物並みの純情さでは。なんとか歩生を説得しますが、彼は発作が起こるのが気になる様子。神社でお祈りした時「その願いを叶えよう、両片思いに祝福を」という声が聞こえたと言います。神社にもう一度行ってみると言う歩生に、反対を押し切ってヒロインも同行することに。

 

神社に向かいつつ歩生が神社についてスマホで調べてみると、縁結びと子宝祈願に効果があると出てきたと言います。歩生が神社で神様に呼び掛けると、祝福のキャンセルは出来ないと声が聞こえたとのこと。祝福の効果は相手が妊娠するまで、とやけっぱちな調子で叫ぶ歩生。お前を巻き込めない、俺が死ねばこんなことは終わりに出来るとか、ストレスのあまり追いつめられている様子。ヒロインは歩生との子どもを授かってもいい、と自殺を思いとどまるよう説得。まだ付き合ってくれとも言ってないのに、と嘆きつつヒロインの言葉に喜んだり複雑です。歩生はヒロインにプロポーズ、OKをもらいようやく元気に。そうとなったらヒロインの両親に明日ご挨拶を、というセリフに耳を疑いました。なんて真面目な青年なんだ。

 

次の日、ヒロインの両親に結婚の許可をもらい、街中を歩いていると歩生に発作が。近くのホテルに入り、発情でたまらなくなった歩生に抱かれることに。結婚して一ヶ月経った後も朝セックスして、昼食を作るためエプロン姿になったヒロインに欲情してがっついたりラブラブです。ヒロイン以外一人としか経験ない、との話ですが吸う時の音が初心者に聞こえません。生殖を意識させるセリフや、濡れ場だけSっ気が出るしゃべりがエロいです。

 

神社でお祈りしたら神様に祝福されるというファンタジーな設定ながら、ヒロインが妊娠しやすくなるとかじゃなくて男性キャラクターがすごく子作りしたくなる、というのが面白いです。妊娠するには死ぬほどセックスするしかないとか、かなり物理でおかしいなと。徹頭徹尾、男性キャラクターが純情な好青年だったのも驚きでした。孕ませる気満々みたいなキャラクターが多いこの界隈、襲ったことをすごく後悔したり、ヒロインの両親に挨拶に行ったりちゃんとしてるのが新鮮。キャストの初時チェリーさん、他作品だと年上設定で低音声の落ち着いた役もされてますが、今回は明るく優しい青年役。絶叫したり泣いたり感情描写が見事でした。