偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

執事の蜜事(CV:かもねぎ、指永拷人)

新サークルSlame発、祖父から大きなお屋敷を継ぐことになったヒロインと二人の執事を巡るDL作品。執事二人が相手というと3Pものかと思いましたが、3P展開はなく分岐ストーリーで一人とくっつき、もう一人に恋を応援される構成です。

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ある日、祖父である大旦那が屋敷を離れることになり、孫であるヒロインに屋敷を継いでほしいと連絡が。ヒロインは屋敷を継ぐため、故郷を離れ屋敷に行くことに。彼女を待っていたのは二人の若き執事で、高井ハルトと青柳トウリという青年と対面します。にこやかなハルトと不愛想でクールなトウリと、対照的な二人と一緒に生活をすることに。 

 

豪華なスイーツや食事を振るまわれ、令嬢として扱われるヒロイン。二人の執事は大旦那である祖父に雇われていた青年で、恩を感じているよう。屋敷のまわりは自然豊かな環境で、自給自足をモットーにしているとのこと。屋敷では馬を飼っていて、ハルトに馬に乗せてもらうヒロイン。トウリは大旦那に傾倒していて、新しい主であるヒロインを認めていないのだろうとハルトは話します。ヒロインがトウリに話し掛けると、棘のある態度を取られます。ヒロインを主として認めていないと言ったり、何故かヒロインに対して敵意があるような。

 

次の日、トウリが馬の世話をしているところにやって来るヒロイン。トウリはヒロインを邪魔者扱いしますが動じません。トウリは馬のブラッシングをするように指示、態度は変わらないもののヒロインに動物の世話を任せることにしたよう。ハルトはヒロインを称賛、二日でここまで打ち解けられたのはすごいと言います。聞くと二人が屋敷に勤め始めた頃から、トウリは同僚に厄介者扱いを受けていたとのこと。大旦那はトウリに勉強や仕事を教えたと言います。そのせいで他の執事たちからより一層いじめを受けたのだそう。トウリはいじめに屈することなく仕事に没頭するようになったとか、芯の強い青年のようです。対してハルトは世渡りが上手く、自分のことがよく分からないと言います。その分、正直に生きているトウリを羨ましく感じているよう。ハルトはヒロインに、夜一緒に過ごしてくれないかと誘いを掛けます。真意は謎ですが、ヒロインに好感を抱いたようです。

 

夜、ハルトの部屋を訪れるヒロイン。素に近いしゃべり方をするハルトに、ヒロインはそのままでいいと言います。ハルトはヒロインにカクテルを振るまうと言い、お酒を飲むことに。くだけたしゃべりになり、以前の仕事の話をするハルト。昔はバーで働いていたり、犯罪まがいのことをしていたそう。バーで当時客だった大旦那と出会い意気投合、執事になることを勧められたと言います。ヒロインは周辺の土地の管理を任されていて、ハルトたちはそのサポートが仕事のようです。

ヒロインはハルトからベッドに誘われることに。ハルトはヒロインに本気と言い、彼女にキスをします。普段の丁寧な物腰とは打って変わって、強気で攻められます。一度してもおさまらず、連続して抱かれることに。

 

次の日、食事の席では主従関係に戻っているヒロインとハルト。あれだけ熱い夜を過ごしたのに、他人行儀なハルトにヒロインは不安を感じている様子。トウリは相変わらず無愛想ながら、ヒロインの相談に乗ることに。ヒロインはトウリに昨日のことを素直に告白、トウリは驚きますが真面目に話を聞いてくれます。ヒロインが一夜だけの遊びのつもりはないと言うと、ハルトが気に入らないなら解雇すればいいとか結構辛辣です。トウリはハルトの内心を探ることを約束します。

トウリによると、ハルトが忙しいのは本当で精神面でかなりまいっているとのこと。ヒロインを抱いたものの、主従関係であるため後悔しているのではとトウリは話します。ヒロインはハルトと向き合う決心をすることに。

 

続いてトウリルート。トウリと動物の世話をしているヒロイン、今日ハルトは屋敷におらずトウリとふたりきり。トウリが作った夕食をふたりで食べることに。一応ヒロインには普段敬語で接しているトウリですが、ヒロインが素でいいというとクールな上から目線の口調に。大旦那に仕えていた頃、孫娘であるヒロインの話を聞くのが好きではなかったと言います。ヒロインとトウリは親戚にあたるのですが、孫であるヒロインと自分では接し方が違うわけで、彼女に嫉妬していたとのこと。冷たくしてもひるまなかったヒロインに気を許すようになってきたようです。食後コーヒーを入れてやると、トウリの部屋に誘われることに。

 

好きな本の話をしたり、すっかり打ち解けたふたり。ヒロインがトウリにそんな偉そうな態度だとモテないのでは、と言うと火がついた様子の彼。何故かヒロインが押し倒され、主でも言っていいことと悪いことがあると迫られることに。キスされ下着を脱がされてしまいます。隠語混じりで言葉責めされ、強引に抱かれるヒロイン。クールな態度のトウリですが、濡れ場ではかなりオラオラしていて変態呼ばわりされ、気絶するまで抱かれることに。

 

翌日、執事として敬語でヒロインに接するトウリ。昨日のことをなかったことにしようとしてるのかと思いきや、そんなことはなくトウリは本気だったよう。トウリの真意を知りたいヒロインは、午後から休みの彼と過ごすことに。

ふたりで話をしているとトウリの口から「家族が出来たら」という言葉が。急にヒロインを襲ったかのように見えたトウリですが、彼女に男として惹かれていて妊娠させるつもりで抱いたとか、説明不足過ぎないか。主従関係なのに手を出してしまったと葛藤していたハルトと違って、一度火がついたら止まらなくなるとか、人は見かけによらないというか。

 

執事ものというと設定がファンタジーな分、お嬢様であるヒロインが無条件に愛される印象が強かったのですが、この作品は違いました。ヒロインに忠誠を誓っているわけでなく、執事個人の感情があるのが新鮮でした。執事設定を活かしつつ、家族ではない若い男女が同居したらどうなるかという内容です。ルート分岐があり、ヒロインがふたまたする内容じゃないのも個人的に好みでした。日常シーンはおとなしめですが、濡れ場は激しく何回もするし、Sっ気を出してきてギャップが楽しめました。ふたりともヒロイン大好きな執事で、ハッピーエンドです。