偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

好きって言うまでイかせてやらない-後日戦-(CV:久喜大)

シチュエーションCD版『好きって言うまでイかせてやらない』ー後日戦ー / 久喜大

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えまる・じょん先生のTLコミックスが、ダブリルムーンでシチュエーションCD化。この作品は元々皆原彼方先生のTL小説で、絵がえまる先生。電子書籍でマンガ化され完結、単行本化され同時にCDになりました。こちらはタイトル通りマンガの後日談にあたり、ヒロインと男性キャラクターはすでに付き合っている状態。

 

原作のストーリーと設定を説明すると、ヒロインは営業担当で、同僚の尾崎仁(おざき・じん)と毎回営業成績を競っていました。ある日、勝負に勝ったヒロインが仁に要求したのはマッサージ。仁はマッサージでヒロインが感じたらヒロインの負け、感じなかったら仁の負けにしないかと言ってきます。ビジネスホテルに行き、仁のマッサージを受けることに。マッサージで感じてしまうも、それを認めようとしないヒロイン。認めないならマッサージを続ける、と服を脱がされ際どいところを触られてしまいます。ヒロインが負けを認めても止めてもらえず、何度も達することに。以後ヒロインは仁を意識してしまい、どんどん体の関係に。元々両片思いだった男女が、マッサージをきっかけに距離を縮めていく内容です。

 

CDではすでに付き合っている二人の月末の金曜日の過ごし方を聞くことに。恋仲になっても営業成績を競っていて、今回負けたヒロインは悔しそうな様子。勝った方が負けた方にペナルティを課すことが出来るルールも未だに有効で、ヒロインを好きに出来ると仁は上機嫌。仕事終わりに二人は仁の家に行き、ベッドの上で勝負すると彼は言います。三本勝負で一度でもヒロインが勝てたら勝負は終了、勝てなかったらそのまま続行と言う仁。勝負と言ってますが、なんにせよセックスするということですね。

 

勝負の内容は声を出したら負け、触られて感じたら負け、とかどちらもヒロイン不利では。大人っぽく低くて甘い、いい声で囁かれつつ執拗に攻められます。意地っ張りで負けず嫌いなヒロインを蕩かすのがたまらない様子。さんざん攻められてヒロインも我慢出来なくなり、一人でするところを見せたりすっかり仁のペースに。本番することになり、最後に仁が言ったのは付き合う前にした勝負と同じ内容。ヒロインが認めるまでゆっくりする、と焦らされます。

 

脚本が同じ方のためキャラクターがぶれたりもなく、甘くてエロい内容を楽しめました。久喜さんのアダルトかつ意地悪、好きな気持ちがあふれた言葉責めが心地良いです。プレイ内容云々よりいい声で攻められたい方向け。コミックのシチュエーションCD化は今も多いですが、成功例が少ないと思っていました。マンガとしては面白くても衝突が多いと甘い気分になれなかったり、ヒロインが何考えてるか分かりにくかったり、濡れ場が短かったり。「好きイか」は日常シーン少なめでエロ特化、二人のやり取り中心で話が進むため、シチュエーション音声に適した作品かと思います。前半は余裕たっぷり、後半は必死になってがっついたり、セリフも演技も緩急のつけ方が見事でした。