GOLD発カップルのやり取りとはじめてのプレイを描いたシリーズ。今回はSな元同級生彼氏を攻める内容で、やや女性優位。脚本は穂乃みのりさん。
付き合って一年近い恋人の椎名譲（しいな・ゆずる）は薬局勤務の薬剤師。譲から電話が掛かってくると、最近なかなか会えないのを気にしている様子。職場で一人辞めてしまい、元々忙しいのがもっと大変になったとのこと。メッセージもろくに返せていないのを気にしています。一日の終わりに一言送ると約束することに。部屋の片付けに行こうかとヒロインが言うと、譲はあわてて拒否します。
譲が休みの日、彼の家にヒロインがやって来ます。家の中は散らかっていて、幻滅されるのが嫌で今まで家に呼ばなかった、と言う譲に手伝いを申し出るヒロイン。幻滅してない？と譲が聞くと何を今更とヒロイン、大学時代のレポートの紛失など譲がずぼらなのをずっと前から知っていたのでした。部屋の片づけが終わり風呂から出た譲、なんで一緒に入ってくれなかったのとすねています。恥ずかしいと言うヒロインに嬉しそうな譲。今日は電気つけたまましよう、とやる気の様子。キスしてエッチすることに。
ヒロインは奉仕を提案、急な刺激に慌てる譲。あえぐほど攻めるも、いく寸前に止めて彼から非難されます。いじわるを楽しむヒロインに、譲は悔しそう。ヒロインは譲の上にまたがり、積極的に動き始めます。普段は自分から攻めているのに、ヒロインに攻められて困惑気味の譲。ヒロインはいつもの仕返しと言い、譲がいきそうになっても止めたり焦らしてくる。譲が「いかせて下さい」と頼んで再開、達するまでヒロインが動くことに。事後、疲労した譲をヒロインが腕枕。うたた寝から目覚め、最中は不満だったけど新しい刺激が新鮮だったと話す譲。以前譲は一日の終わりの連絡を何度かしなかったことがあり、その仕返しに攻められたと思ったと言いますが、ヒロインはそうではない様子。譲を気持ち良くしたり、癒してあげたい気持ちからの行為だったようです。
後日、譲から電話が掛かってきます。相変わらず忙しいようですが、ヒロインからの連絡が減ったのが気になっている様子。譲が寂しくなったと言うと、ヒロインはざまあみろと返します。譲は気遣いから減らしたと思ったようですが、作戦だったよう。唐突にお前のエロい声聞きたいんだけど、と譲が言うとヒロインはおあずけと言います。次会うまで我慢して、とかヒロイン強気だな。二週間後、久々のデートでようやく再会することに。外でヒロインのおねだりでキス、火がついた譲に家行きたいと言われます。ヒロインは帰ったらおしおきと言い、譲の家に行くことに。
付き合って一年程度ながら学生時代からの友達で、気取らずタメ口でいい距離感だなと思いました。合間の電話や部屋での会話とか、日常感強めの描写が好感触。男性キャラクターはS寄りだけどヒロインから積極的に攻めたり、力関係が対等なのが良かったです。普段しないやり方で男女とも盛り上がる内容で、女性優位はそれほど強くないかと。弱ったりお願いしたり焦らされてがっついたりと、色んな顔が楽しめます。
声が熊肉さんで脚本が穂乃みのりさんで、たまにしか会えないカップルの話とか同レーベルの「再会」を思い出しました。「再会」は男性キャラクターが海外勤務で会えない状況なのに対し、こちらは多忙な中なんとかやりくりしてデートしたり電話したりと、プチ遠距離恋愛な気が。「再会」は遠距離で連絡が途絶えがちだったり、コミュニケーション下手でどこか上から目線なのが正直個人的に不満でした。こちらは連絡やエロを工夫したり男女の仲が対等だったり、「再会」のリベンジ感があったように感じます(個人の感想です)。
特典は店舗特典でお風呂エッチ。会うのは休みの日だけで、何故仕事終わりに会わないのとヒロインが尋ねるも、なかなか理由を言わない譲。本編でもそうでしたが、気安いようで彼女の前ではかっこつけたがるのかわいいなと。ヒロインの主張で合鍵作るかとなるの、意思疎通図るの上手い。お風呂なのに積極的にヒロインに声出させたり中に出したり、根っこはやっぱりSな彼氏と思いました。
