偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

向坂三兄弟の悪戯Vol.2(CV:河村眞人)

www.dlsite.com

BEBENIA発、親の再婚で急に兄弟が三人も出来てしまったヒロインを取り巻くシリーズ第二弾。今回は次男が相手で、声は河村眞人さん。

母親の再婚で相手の家族と一緒に住むことになり、海辺の家に引っ越してきた大学生のヒロイン。両親は仕事の関係で別の場所に住んでおり、引っ越し先にいるのは新しく兄となる青年二人。長男の祐介に迎えられた次の日、次男の和樹と対面することに。朝台所で和樹と挨拶、朝食作りに協力してくれます。作ったオムレツを二人で食べたり、素っ気ない長男とは異なり優しく面倒見のいい青年のようです。和樹は明日の朝食を作ると約束し、仕事に出掛けます。

 

次の日、一緒に料理をしたりいい雰囲気に。ヒロインがまだ会っていない三男千里の話が。千里と会うのが楽しみと言うヒロインに、言葉を濁す和樹。兄弟ながら、あまりいい感情を持っていないような。和樹は祐介と何かあったのでは、とヒロインに尋ねます。以前、祐介は女性関係で荒れていたそうで、ヒロインが手を出されていないか心配している様子。何かあったらすぐに言って、大事な妹なんだからとヒロインを気遣います。

 

別の日、ヒロインの様子がおかしいと感じた和樹は、彼女を問い質します。ヒロインは泣いていて、祐介に何かされたと察する和樹。嫌だったら親に言って同居を解消した方がいいと和樹は提案しますが、それはしないでとヒロインは言います。和樹は散歩を提案、元気づけようとしているのが伝わってきます。ずっと敬語のヒロインに和兄と呼んでと言い、海辺にあった水色のシーグラスを彼女に渡します。シーグラスとは、ガラスの破片が海の波で角が削れ丸くなった石のようなもの。これを持っていれば穏やかな気持ちになれる、傷ついた心が癒されると話す和樹。ヒロインの心に寄り添おうとしてくれます。

 

その後、ヒロインのバイトの帰りに待ち合わせしたり、仲良くなっている様子。先日千里と対面するもいい反応をもらえなかったヒロインを励ましたり、もうすっかりお兄ちゃん。雨が降り出しヒロインの傘に入れてもらって照れたり、なんだかカップルのような。女の子とこんなことしたことない、という言葉から和樹の恋愛の話に。彼女はいたけど、優しいだけなんてと言われふられてたとか上手くいってない様子。映画の話題になり和樹の部屋で映画を観る流れに、これは妹としてなのか異性としてなのか。

 

あれからしばらく経ち、寝坊気味のヒロインに声を掛ける和樹。テスト前のヒロインに勉強を教えようかという話になり、和樹の部屋で勉強することに。体調が悪そうなヒロインに違和感を感じる和樹、彼女の体にはあざのような、キスマークと思しきものがついていたのです。祐介と千里、どちらにやられたと和樹が聞くと両方に手を出された模様。和樹が知らない間にヒロインは兄と弟に抱かれていて、それを隠すため和樹を避けていたのでした。守ってあげると約束したのに、と急に声を荒らげる和樹。他の男に触らせたりしない、いっそ君をどこかに閉じ込めようか、と様子がおかしい。兄として守ってみせると言ったけど、君のこと好きだから抱きたいと迫られることに。

 

兄弟の中で、ヒロインに最も優しく身近だった次男とのやり取りと豹変を聞く内容でした。三兄弟全員と関係を持つのですが次男が最後なの、途中までは兄としていい関係を築きたいと思っていたのかなと。既成事実を作る、子どもを作ろうと言い出し、ヒロインの気持ちおかまいなしでヤバ男化が一気に進みます。最初からそうだったわけではなく、環境と状況でヤバ男の素質が開花したようです。1巻の長男祐介の助言は正しく、一見優しそうで実際は厄介な次男でした。


長男、次男と聞いてきましたが、他の兄弟が悪いと思っていてヒロインを守らなければ、となるのが共通している模様。急に出来た妹もしくは姉を兄弟が放っておけるわけがなく、他の兄弟への対抗心や嫉妬もあって暴走しているように感じます。過去の思い出もあり兄弟は不仲で、コミュニケーションが取れておらずヒロインが来たことで火がついてしまったよう。先に長男編を履修していたので、この間にあのエピソードが挟まるんだなと思いつつ聞いていました。

 

シチュエーション音声であるため、恐らく全巻聞いても謎が全て解き明かされるわけではなく、想像力で補うスタイルかと思います。終盤ヒロインは豹変した和樹を怖がっていると思うのですが、恥ずかしがって避けていると次男が思ってるのに認知の歪みを感じました。長男、次男とも最終トラックで沈んだ声で「千里と何してたの?」と聞いてくるのが恐いよ。次の3巻千里編でようやく兄二人のフィルターを通さず聞けるのが楽しみです。兄二人が言うようにヤバい弟なのか、そうではないのか。1,2巻の濡れ場が1トラックだったのに対して、兄たちのセリフから察するに3巻はエロ多めになりそうな。1巻を聞き直してみると祐兄の牽制や嫉妬も感じられて、シリーズ全て揃ったらより楽しめそうな予感がします。


アニメイト特典次男を選んだ場合

和樹を選び、彼の転勤先についていくハピエンバージョン。というかヒロイン、あれだけされて和樹選んだんかと思ってしまいました。俺だけをと強調する和樹、ヒロインへの気持ちが大きすぎます。とは言え兄や弟はおらず、朝からヒロインを堪能と平和ないちゃいちゃが聞けました。