偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

ふたりに翻弄される恋 by Brothers(CV:土門熱、冬ノ熊肉)

ふたりに翻弄される恋 by Brothers

www.dlsite.com

バニラレシピ発、ふたりの男性に取り合いされるシリーズ。今更ですが聞きました。ヒロインは社会人で、出張から地元に帰ってきたところ。駅で偶然幼馴染の篠原慎二(しのはら・しんじ)と再会、そのまま一緒に帰ることに。お互い近況を報告し合い、街並みが変わったことに驚くヒロイン。慎二はヒロインが変わっていなくて安心と言います。慎二の兄の話をしたり、普通に仲のいい幼馴染のようです。

 

次の日ヒロインは慎二の兄、篠原悠一(しのはら・ゆういち)の元を訪ねます。今日は休日出勤で慎二はいないとのこと。ヒロインが母の手作りの煮物を渡すと喜ぶ悠一。仕事が忙しく、バランスのいい食事が出来ていない悠一を心配して家まで来たのでした。部屋に入るとかなり散らかっていて、ちゃんと生活出来てるわけではなさそう。見かねたヒロインは台所を借り、悠一のために料理を作ることに。料理を食べ絶賛する悠一、料理の腕で男の胃袋を掴んできたんだろ、と言いますが彼氏はいないと返すヒロイン。悠一も仕事が忙しく、恋人はいないとのこと。食べ終わり毎日作って欲しいと言ったらどうすると悠一が聞くと、それは無理とヒロインは答えます。言葉通りの意味ではなく、一緒にいて欲しいという言葉かと思うのですが、ヒロインに内心は伝わっていない模様。七年前悠一とヒロインは付き合っていて、彼女から別れを切り出したのでした。悠一の夢を応援するため、あえてヒロインから身を引いたことに悠一は気付いていて、今でも彼女に未練があるよう。

 

ヒロインはうたた寝、そのタイミングで慎二が帰ってきます。何故ヒロインがここにいるのか疑問に思ったようで、苛立っている様子。慎二はヒロインのことが好きと告げ、悠一はそのことを以前から知っていたのでした。ヒロインが目を覚まし、帰ることに。後日三人で慰労会をしようと悠一に提案されます。慎二に家まで送ってもらうヒロイン。悠一に毎日料理作って欲しいと言われたとヒロインが告げると、それは寄りを戻したいということだよと指摘が。まだ兄のことが好きなのか、と探りを入れてきます。俺もお前のこと好きだった、といきなりな告白が。俺のこと真剣に考えてみて欲しい、とすごく直球の告白だ。兄に気を遣っていたためか、今までヒロインに慎二の気持ちは伝わっていなかったようです。二週間後、三人で慰労会をすることに。

 

ふたりの男性に取り合いされる内容で、三人の関係性をしっかり描き3P展開になるまでエロはなし、と意外と手堅い流れでした。悠一とヒロインが昔恋仲だったこと、兄弟の関係性と対比と、妄想が膨らむ日常シーンが美味しいです。どっちつかずのヒロイン相手に、悠一が仕掛けてエロに行くことに。ヒロインとキスしつつ下半身が反応してしまった慎二に奉仕してやってとか、悠一のマウンティングと自信がすごいよ。ヒロインの体を知り尽くしていて、ねちっこくあおるのがエロ過ぎる。慎二も誘惑には勝てず、巻き込まれてしまっています。もっと見せてやる、と目の前でヒロインとセックスするのを見せつける悠一、ヒロインへの実況が慎二へのあおりにもなってて悪い男過ぎないか。煮え切らないヒロインと慎二を焚きつけているのかと思いきや、セックスしてヒロインに自分を意識させ、慎二には悠一に敵わないことを自覚させるのが目的なのかと混乱しました。事後、慎二に譲るのも余裕の現れに思えて悠一強過ぎる。悠一が元彼で慎二はヒロインとエッチするのははじめてだけど、慎二に寝取られ感あるなと思いました。

 

慎二もまっすぐな気持ちと性欲をぶつけてくれるんですが、兄が圧倒的。最初から土門さんが演じることが決まっていたかのようなハマり役。弟真面目なようで昔ヒロインと兄が付き合ってた頃、家でエッチしてる声を聞いて抜いてたとか赤裸々な告白がたまりません。今は商業でも珍しくないにせよ、後ろのプレイがあるのも強力。特典まで聞くと五分五分な印象で、時間の経過を感じました。いい声にサンドされる、3Pものの醍醐味が詰まった作品です。