偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

遠距離&近距離あまとろエッチ(CV:一条ひらめ)

声優一条ひらめさんがキャストと脚本を務める、同人サークルmonoBlueのDL作品。タイトル通り、遠距離恋愛を含むお付き合いとエロを描いた作品。

www.dlsite.com

ヒロインとひらめさん演じる伊勢透(いせ・とおる)は、透の部屋で映画を観るおうちデートの最中。お酒も入り、上機嫌の二人。いい雰囲気でキスして、透から恋人になってと告白されます。ヒロインの答えはOK、そのまま抱かれることに。ゆっくり時間をかけて、声掛けされつつ甘く蕩かされます。くにくにとかなでなでとか、触りながらしゃべるのがかわいいです。耳のすぐ後ろにいる感触があり、密着感がすごいよ。おっとり優しく大丈夫だよと言われ、エロいことしてるのに保育士さんですか?という気分(個人の感想です)。独占欲の高さを聞かされつつ、甘く熱心に抱かれます。

 

その後、順調にお付き合いのはずが透が仕事で出向することになり、遠距離恋愛に。2トラック目の通話の時点ですでに四ヶ月経っていて、電話したりビデオ通話で二人きりでオンライン飲み会したりと心の距離は離れていない様子。エロパートと会話パートが交互に来る流れなんですが、トラックリストを見て会話トラックの短さが意外に感じました。エロがかなり多いもののエロパートもずっとしゃべっているので、会話とエロが地続きの印象なんだと。ヒロインに自分に触られてるつもりでしてみてと電話で指示したり、ビデオ通話で顔や体を見せあい相互でしたりと離れててもエロくてラブラブ。再会してからはヒロインの部屋の廊下で立ったまま、夕食後ふとんで二回したりと盛りだくさん。

 

古いシリーズですが「リミット・コール」や「シコレボ!」(どちらも商業)など遠距離恋愛ものと音声作品の相性の良さは実証済み。ヒロインとのやり取りのみで進み、寂しさの描写はあまりなく、エロ多めなのに食傷気味にならないのがすごいです。遠距離になってから再会するまでの会話や、通話エロがリスナーへの長い焦らしプレイのようで。再会エッチの甘さや長さが、ご褒美に感じる流れが上手すぎます。がっついてくるけど、耳、唇、胸、下半身とパーツごとの奉仕が執拗なのもどんだけ焦らすのという気分。結構時間経ってるはすが、えまだ服脱いでなかったのとなりました。隠語や変わったプレイはなく、素材が普通でも一流のシェフが時間をかけて丁寧に調理すれば、これだけ美味しい料理が出来るという、お手本のような作品

 

日常会話が最近観た映画やデパートで買った総菜の話とか、誰でも想像しやすく敷居が低く万人向けに感じました。優しくて面倒見が良く、エッチが好きとか「こんな彼氏が欲しい…!!」という気分にさせられる彼氏像が絶妙。会話もエロもストーリー展開も女子の好み(と地雷)を知り尽くした、隙のない作品作りに箸が止まりません。2020年もいくつも名作を送り出した一条ひらめさん、最終月にまた名作を放ってしまったとか次の年も快進撃が想像出来てついて行くしかないです。