偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

義兄の鎖(CV:八神仙)

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同人サークルPurle Haze発、彼氏が出来たヒロインに義兄が睡眠姦するDL音声。こちらのサークルの作品テーマは、病的なまでの執着と愛。

15年前ヒロインは親の再婚で、再婚相手の子である桜井大翔(さくらい・ひろと)と義理の兄妹に。さらに10年前交通事故で両親が亡くなり、大翔とふたりきりの家族になってしまいます。当時大翔は学生だったのですが学校を中退し就職、ヒロインのために働き兄妹で支え合って生きてきたのでした。

 

今日はヒロインの20歳の誕生日。誕生祝いに兄と二人で食卓を囲むことに。自分の誕生日なのに豪華な料理を作ったヒロインに申し訳なさそうにする大翔、彼女の成長を喜び仲の良さが伝わってきます。大翔はヒロインにプレゼントを渡し、お祝いにと酒瓶を見せます。ヒロインがようやくハタチになったことで、一緒に飲めるようになったのでした。お酒を楽しみつつ今は仲良くやってるけどずっとこのままではいれない、そのうちお前も結婚するのかなと寂しがる大翔。その言葉をきっかけにヒロインは彼氏が出来た、付き合って三ヶ月になると打ち明けます。男っ気なかったのにと驚きつつ、強い酒を手に取る大翔。ヒロインもそれに付き合い、飲み過ぎてそのまま眠ってしまうことに。

 

自室に行かず居間のソファで眠るヒロインに、大翔が声を掛けても起きる気配はなく。ヒロインの体を引っ張ると、服がずれて胸が見えてしまいます。大翔が思わずヒロインの胸に触れると、彼女の口から彼氏らしき男の名前が。祝いの席では気丈に振るまっていたものの、内心かなり動揺していた模様。大事に守っていた場所を知らずにめちゃくちゃに踏み荒らされた気分、と彼氏への嫉妬が止まりません。たまらず妹の胸を触り彼氏に開発されたのか、とはらわたが煮えくり返る想いを口にする大翔。子どもの頃は兄のことが一番好きと言っていたのに、と悔しそう。彼氏にどこまでされたのか確認しなければ、と思考がおかしな方向へ。大翔は妹の胸を舐め、今まで隠してきた欲情を彼女の体にぶつけます。下の方も確認しないと、と妹の下着を脱がす大翔。濡れていることにうろたえつつ愛液かどうか確認しないと、と手が止まりません。中の反応で妹が処女ではないことを確信した大翔は、彼氏とそれを許したヒロインに怒りを感じている様子。憤りを口にしながら欲情を止められない兄は、彼女を犯すことに。中にこそ出さなかったものの、罪悪感より怒りや欲が出てしまったのでした。

 

次の日の朝、ヒロインに変な夢を見たと言われても昨夜のことを告げず、何もなかったかのように明るく接する大翔。夜兄が帰宅すると、彼氏の家に行ったはずの妹の姿が。彼氏の家に行ったものの、彼がバイト先に呼び出されたため帰宅したと言います。大翔はヒロインに酒を見せ、今夜も晩酌することに。またしても酒に酔い眠ってしまったヒロインの服を大翔が脱がせると、体のいたるところにキスマークが。彼氏の家にお泊りこそしなかったけど、彼氏に抱かれた後らしく生々しいです。今夜も当然のごとく、眠ったままの妹を犯す大翔。

 

天使のように義理の妹を溺愛するも、彼氏がいると知った途端嫉妬が止まらなくなる義兄の愛と欲情を聞く作品でした。兄は間違いなく妹を愛しているけど、親の心境にはなれずヒロインへの欲情を自覚することに。会ったことがない彼氏を憎みつつ、彼氏より自分の方がヒロインを気持ちよく出来る、と優越感を感じつつ彼女を抱く様が倒錯的でエロかった。本編はトラック7までとなっていますが、内容的には8の後日談ドラマまでが本編です。特典を聞いたのと聞いてないのではかなり印象が変わるかと。どエロい睡眠姦を聞いていたはずがトラック7の最後と、後日談ドラマを聞くことでぶん殴られます。

 

兄と妹の間には深い愛情があるけど、相手に向ける感情は異なるものでした。音声作品的には妹が快楽堕ちしそうなところを、別の方向に舵を切るのを聞くことに。妹は兄を愛しているからこそ本心を告げますが、兄はそれを受け入れられない。体は手に入っても心が手に入らないから、体の反応にすがるように何度も妹を抱く。狂っているようで自分のしていることに自覚があり、間違っているのも妹が望んでいないことも分かっている。家族としての愛より、どんな感情でもいいから誰よりも強く自分を想って欲しい。妹の心に深い傷を残すと想像出来るのに、それでもあんなことをしてしまう兄の悲しさよ。恋愛のエゴや残酷さが描かれていて、情緒がめちゃくちゃになり涙が出ました。序盤の日常パートを聞くと、普段の気のいいお兄ちゃんも本物なわけで、ただ一言狂愛と片付けられない辛さがあります。今作ではじめて激情による叫びの演技があったという八神さん、難しい役どころだったと思いますがすごい演技でした。