偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

2021年まとめ商業CD編

今回もまとめを書く時期がやってまいりました。このブログは今年の2月で4周年で、続けられて嬉しい限りです。こちらでは管理人が2021年に聞いた商業CDの中から、特に良かったものを紹介していきます。2021年私が購入した商業CDは45枚で、去年の36枚より多い結果に。45枚のうち19枚は配信と、商業でもDL販売が目立った年でした。

 

1位 心憶え-ゆらぎ- 心憶え-よどみ-(CV:冬ノ熊肉)(ステラワース)

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ステラワースの二枚同時発売もので、高校時代好きだった人と同窓会で再会したことから始まる物語。彼とは一夜だけの関係のはずが、仕事でまた出会うことに。一緒に仕事をしつつ、ヒロインの態度や彼の行動でルート分岐する内容です。ゆらぎがハピエン、よどみがバドエンで男女の再会ものと、茶介さんの「男ともだち」的なじれったい恋模様が楽しめます。好きだった人というだけでなく、ビジネスパートナーであるのが今回の大きなポイントで、令和版にアップデートされた男女のありようがスリリング。

 

2位 Gastronomie2~ご主人とメイドの美食倶楽部~(CV:茶介、髭内悪太)(NiNO)

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ニノの人気シリーズガストロノミーのまさかの続編(1シリーズ全4巻ですが、ここでは管理人が購入した3,4巻をチョイス)。記憶喪失のヒロインとご主人様である男性キャラクターとの結婚生活のその後で、ラブラブの二人と美食にまつわるエピソードやミステリーを堪能出来ます。第1シーズンよりミステリー要素がパワーアップしていて聞きごたえも増し、特典音声(CDのみ)も完璧と文句なし。入手困難だった第一シーズンのCD販売も再開され、人気を実感しました。

 

3位 SEX DRIVE~私の可哀想な化粧師・黛愁悟(CV:テトラポット登)(ステラワース)

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人気シリーズの新作。元バディにして元恋人の化粧師と、体を張って任務に挑むヒロインのお話。設定は特殊ながら前二作が笑いとエロを交えて楽しく聞ける内容だったのに対して、こちらはエロも感情描写もハードと一段ギアを上げてきた印象。ヘビーリスナーでも地雷を踏みかねない、衝撃作にして問題作。(ちなみに音量バランスに難がある商品で、期間限定でステラワース店頭や郵送でディスク交換が行われています)

 

4位 ばぶばぶ本舗DL出張パワフルパパ編(CV:後藤寝床)(カナリアレコード)

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人気シリーズばぶんぽの配信限定の新作。後藤寝床さんによる男らしいパパに癒してもらえます。今までのパパがとっても優しかったのに対して、今回はオスみのあるキャラクターと鍋料理の味変のような発想に膝を打つ思い。パパの独特かつ豊富な言葉選びや、消防士設定が活かされた遊びとエロに注目です。

 

5位 見返りはXXXなレッスン(CV:二枚貝ムール)(chouchou)

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2019年リリースですが、聞いたのは21年だったためランキングに入れました。失恋してやけ酒をするヒロインに話し掛けてきたデザイナーに、モデルを頼まれることから始まる物語。モデルをする見返りにヒロインが求めたのは、セックスの手ほどきでした。体を重ねることで二人の関係にも変化が。最初は言いたい放題だったデザイナーが、段々ヒロインに傾倒していく様子が面白かったです。CD2枚組で大ボリューム、バリエーションに富んだエロと商業ながら同人音声のような作りに満足。

 

昨年よりも購入数が増えたのは、DLでの購入が増えたためでした。頻繁にクーポンが発行されていたのと、セールで安くなったり購入のハードルが下がったのが原因かと。個人的にめぼしい作品が少なかった印象で(そもそも語れるほど商業を聞いてない)、同人音声に気持ちがいっていたのは今回も共通でした。同人音声でも商業作品常連のキャストの起用は珍しくなくなり、商業>同人の構図はここでも崩れているように感じます。同人に出てない常連キャストというとテトラさんと熊肉さんぐらいで(配信限定のドラマCD部門の作品は除く)、実際個人で買ったCDはテトラさんと熊肉さん中心でした。猿飛総司さんや後藤寝床さんといった新キャストの方の活躍もありましたが、もう少し変化が欲しかったのも事実。

 

今まで店舗ごとだった特典を店舗と配信に分けるレーベルが出てきたり、DL派に優しくなり、後追いでも特典が揃えやすくなったのはいい傾向だと思います。他にも新規レーベルが最初から配信限定で作品をリリースしたり、花鏡やGOLDが配信オンリーのレーベルを始めたり、ゆるやかにCDと配信の垣根が低くなりつつある様子。CDにも頑張って欲しいところですが、尺問題をクリアするのが困難なCDでは傑作を生み出しにくいのではと思ったり(あと価格の問題も)。商業でも作品によって、CDと配信を使い分ける販売形式になるのが妥当かなと感じました。