ショコラブラン発、上司の秘密を知ってしまったヒロインと彼のやりとりを描いた作品。というか秘密と銘打ってますが、タイトルやジャケ絵で大体内容が想像出来てしまって、特に秘密でもないという（笑）。ちなみに私はがるまにで購入、特典音声はなくエロなしのSSがついてきました。
ヒロインが勤めている部署は、全国のお取り寄せグルメを扱う通販サイトのマーケティング部。ヒロインの上司で部長の加賀美虹河（かがみ・こうが）は仕事熱心ではあるものの、パソコンが苦手でしょっちゅうヒロインに助けられていました。ヒロインに資料のまとめを頼む加賀美、申し訳なさそうにしつつきれいにまとめてくれるから感謝している、と声掛けされます。ヒロインの服のボタンが取れかかっていると縫い付けてくれたり、かなり気が利くタイプのようです。ヒロインの内心を想像して言い当てたり、人間観察が鋭く若くして部長職に就いている理由が見えるような。
ある日、ヒロインが休日出勤するとオフィスに加賀美の姿が。デスクで自慰をしていた加賀美、ヒロインに見つかり慌てふためきます。聞いてもいないのに、３３にもなって童貞だなんてと口走ったり墓穴を掘っています。誰にも言わないでと頼みこむ加賀美に、他言しないかわりに交換条件をと言うヒロイン。彼女の要求はお弁当を作ってというもの。加賀美はすんなり要求を受け入れ、ヒロインがいつも菓子パンばかり食べていたのを心配していた、栄養バランス考えて作るねとかおかん属性があるような。
後日、昼休みヒロインにお弁当を手渡す加賀美。お弁当は美味しいようで、やっぱり主夫力高いな。仕事のミスで残業が確定した加賀美に、自分も残業だから手伝うと言うヒロイン。人から頼まれた仕事を引き受けている彼女を、加々美は心配している様子。残業終わりにヒロインのためにお弁当作りを頑張る、と言う加賀美にヒロインは思うことがあるよう。急に加賀美に童貞ですよねと質問、彼の下半身に触れるヒロイン。面倒見がいい加賀美にお礼がしたいみたいですが、アプローチの仕方が斜め上の方向な気が。ここまでされてもヒロインの気持ちに気付かない加賀美、大分鈍いです。
翌日、体調不良で会社を休んだ加賀美。帰宅後、ヒロインは家から加賀美に電話をかけることに。今日会社に加賀美がいなくて寂しかったと言うヒロイン、ここまで言われても好意を向けられていることに気付かない加賀美、相当では。唐突に今日は一人でしたんですかと質問するヒロイン、この状況でなんでそれを聞く。何故かテレホンセックスすることになり、電話越しに指示され自身を慰めお互い声を聞かせることに。
結局その週、加賀美は出社出来ず自宅で療養中。仕事終わりに加賀美に電話をかけるヒロイン、家に行くと告げます。ヒロインを家に上げるも、落ち着かない様子の加賀美。さすがに意識しているようで、ヒロインと対等な関係になりたいと言います。君のことが好きと告げ、ようやく本心を明かすことに。
付き合うことになるものの、まだ体の関係になるのは早いと思っている加賀美。ヒロインからキスして、ようやくスイッチが入ることに。気持ち良くしたいと確認を取りつつ彼女に触れる加賀美、たどたどしいながらヒロインを抱くことに。
童貞であることを気にする男性キャラクターに、ヒロインがぐいぐい行く内容でした。鈍い相手をその気にさせるにはこれぐらいしないと気づいてもらえない、ということなんでしょうが、ヒロインがずれたタイミングでエロの方向に行くのがおかしかったです。ちょいちょいエロを挟みつつ、本番はラスト一回のみであっさりしてました。オーバー３０設定ですが、ヘタレ上司だからかほっきさんの声は高め。よく気が付く男性キャラクターということで、仕事の話が多いのが印象的でした。エロありのラブコメディで、気軽に楽しく聞けました。
