偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

狂気ばぶ(CV:深川緑)

狂気ばぶ

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Perpetual Blue発、上司に赤ちゃんとして面倒を見てもらう作品。脚本は堀川ごぼこさんで、声は深川緑さん。「狂気ばぶ」というタイトルがすごいですね。ゴスロリみたいな、矛盾した並びを感じてしまいました。
ヒロインは広告会社に勤務するデザイナー。同じくデザイナーである上司の河合幾見(かわい・いくみ)と一緒に、日付が変わっても働いているという超ブラックな職場。あまりに厳しい勤務態勢であるため、以前いたデザイナーは次々と辞めてしまい、今社内のデザイナーはヒロインと幾見の二人のみ。なんとか仕事が一区切りつき、帰宅するべく立ち上がろうとして倒れてしまうヒロイン。ろくに食事を取っていないのと、足をひねり立てなくなってしまったのでした。ヒロインを心配した幾見は、彼女をおんぶして病院に連れて行くと言います。申し訳なく感じているヒロイン相手に「一回エッチした仲なんだから」と諭す幾見。酔った勢いでのようですが、彼氏と別れたヒロインに付き合おうと言っていたとのことで、幾見は以前からヒロインのことが好きだったようです。結局ヒロインの希望で、上司と部下の関係のままでいることにしたのでした。


次の日、幾見に休めと言われたにもかかわらず出社したヒロイン。幾見はヒロインを心配しますが、すぐ帰すのもということで定時まで働くことに。夕方になり、一度OKが出たはずの仕事にやり直しの指示の電話が。上司のきまぐれで頻繁に要求が変わる相手の会社に、声を荒らげて抗議する幾見。その仕事のデザインをしたのはヒロインなのですが、自分がやると幾見はヒロインを帰そうとします。唐突にヒロインは何故か自分の指をしゃぶり出し、心ここにあらずの状態。ヒロインの口からは「お母さん助けて」という言葉が出て、目の前の幾見に抱きつきます。幾見のおなかに頭を押しつけ「お母さんの中にかえりたい」と叫ぶヒロイン。幾見は混乱しつつ、ヒロインに迫られうろたえます。幾見の服をまくりあげ、彼の乳首に吸い付く彼女。最初は男性として求めているのかのように見えたものの、どうやらそうではない様子。ヒロインは赤ちゃん返りしてしまった、ほんもののお母さんではなく概念としてのお母さんを欲していると幾見は考えます。「僕が大人の女性に戻してやる」と、幾見は何故か二人きりのオフィスでヒロインを抱くことに。


ヒロインを抱いた後、職場の電話が鳴りヒロインの表情が元に戻ります。反省しつつ以前ヒロインを抱いたのをなかったことに出来ない、と幾見は再びヒロインに告白。「また赤ちゃんに戻ってもいいよ」とか寛大過ぎます。そんな中、上司から仕事を急げという電話が。あまりにもブラック過ぎる。電話する声を聞いているうちに、ヒロインがまた赤ちゃん返りを起こしてしまいます。幾見はヒロインが疲弊しきっていることを上司に説明、彼女を一人にしておけないと自分の家に連れ帰ります。
それから仕事は一時休止し、幾見も休暇を取りヒロインの面倒を見ることに。幾見はヒロインのママとして振るまいます。ばぶちゃんと化したヒロインにおっぱいをあげたり、離乳食を与えたりおむつをつけたりと甲斐甲斐しくお世話する幾見。いつしか面倒を見るだけでなく、ヒロインを抱くのが習慣になっていました。お世話とエロが同居するのが謎ですが、恋愛感情と欲情、母性がごっちゃになってそうするのが幾見の中では自然な様子。いびつな関係が前向きな進展を見せるわけはなく、徐々に壊れていくさまを聞くことになります。



赤ちゃんものというと、カナリアレコードの「ばぶばぶ本舗」がまっさきに浮かんできますが、こちらはリアル寄りの作風です。想像していたよりもオフィスのシーンが長く、赤ちゃんとして面倒見てもらうのは後半から。赤ちゃん返りする前から描かれていて、これはドキュメントですかという気分になりました。甘やかしよりもショッキングさとエロ成分の方が強めです。深川緑さんの、ママとしての声がとっても優しい。なんでも受け入れてくれそうなソフトな声でお世話してもらえます。 

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余談ですが、深川緑さんは同人音声で赤ちゃん返りする男性の役も演じておられます。こちらは年上彼氏が酒に酔った際、赤ちゃん返りし甘えてエッチする内容。これでママ役と赤ちゃん役両方演じられたということで、希少なキャストの方だなと思いました。