偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

腹黒作家の淫靡な書斎(CV:熊田乱)

同人サークルPomeostasis(ポメオスタシス)発、京都弁の意地悪な作家と編集者ヒロインのやり取りとエロを描いたDL作品。

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ヒロインは出版社の新入社員で、憧れの作家小手毬秋水(こでまり・しゅうすい)の編集担当を任されることに。ヒロインが秋水の家に挨拶に行くと、彼は不機嫌な様子。秋水は普段女性向けの官能小説を書いているのですが、本来はミステリー作家で官能小説は書きたくないと言います。連載を続けて欲しいとヒロインが頼み込みと、条件があると言う秋水。官能小説の資料の提供を要求、前の編集担当が置いていった大人のおもちゃがある、それを使って見せろと言います。ヒロインは仕方なく服を脱ぎ、秋水に道具を使われることに。秋水に皮肉を言われて攻められ、反応してしまうヒロイン。達するところまでして、終わりかと思いきやそれでは済まされず。ここで終わる官能小説がありますかと秋水に言われ、おもちゃで攻められた後彼に抱かれるヒロイン。事後秋水はヒロインを気に入ったようで、連載を続ける約束を取り付けることに成功。以後、取引として体の関係を持つことに。 

 

後日ヒロインが秋水の家に行くと、緊縛をやってみたいと言う彼。緊縛の本を読んだという秋水に紐で縛られることに。下着を脱ぎブラウスだけになり、目隠しされ縛られるとか想像するとあまりにも淫靡。事後風呂を勧められ入浴、秋水が用意した浴衣を着て二人で縁側でスイカを食べるとか、ここは現代ではないかのような。東京に住んでいても京言葉でしゃべり、日本家屋の一軒家に住んでいたりとこだわりが強いよう。ヒロインが協力してくれるおかげと言い、連載の原稿ともうひとつ別にミステリー小説の原稿を渡す秋水。ミステリー作家としてのプライドがあり、編集者にあれこれ指示されるのが嫌とか気難しさは相変わらずのよう。ヒロインに以前からファンだったと言われ、意外そうな反応をする秋水。次の小説の構想をヒロインに話したり、だんだん打ち解けてきている様子。 

 

その後も、仕事のしすぎでろくに食事もしていない秋水にヒロインが料理を作って食べさせ感謝されたりと、着実に距離が縮まっている二人。次の日、ヒロインの会社にやって来て彼女を喫茶店に連れ出しお礼を言うとか、先生明らかにヒロインに好意持ってないか。明日催されるという縁日と花火大会が気になるヒロインに、一緒に行かないかと言う秋水。これはもうデートでは。次の日の夕方、秋水の家に行くと約束、浴衣の着付けをしてもらうことに。何故女物の浴衣があるのかという質問に、京都の実家の母親に持たされたとのこと。嫁になる女性に持たせた着物を着せて帰ってこいと言われたことを話す秋水、これはプロポーズなの。

 

縁日に行き二人で屋台を見て回るのですが、はぐれないようにと手を恋人繋ぎ、射撃で髪飾りの櫛を秋水が撃ち落としそれをヒロインの髪につけるとか、していることが完全にカップル。ヒロインは気付いてないものの道中ずっと口説いてたし、先生完全にヒロインに惚れてるなと。人気のない境内でふたりきりになりキスされ、抱かれることに。昨日喫茶店に行った際、お茶した後会社に届いた原稿をチェックするためヒロインが帰ってしまい、お預けを食わされたと言う秋水。一日悶々としていたのかと思うとおかしくて。最中声が出てしまうヒロイン、自分の指を噛んでこらえているのですが、秋水に首筋を噛むよう言われるの、ヒロイン好き過ぎるな。事後、秋水に現金を渡されタクシーで帰るよう念を押されるヒロイン。セックスして上気した顔や肌を他の男に見られるのが我慢ならないとか、先生嫉妬しすぎでは。 

 

序盤こそエロ特化ですが、日常シーンや会話多めで二人の関係性が変わっていくのが聞きどころです。自分のことをうち、ヒロインのことはあんさん、語尾はどすとかなり濃度の高い京都弁が聞けます。コテコテになりそうなところを、熊田さんの演技と自然なイントネーションで違和感なく聞けました。作家の年齢設定はアラサーですが、プラス十歳ぐらいの体感のしゃべりが大人かつ色っぽかった。気だるく意地悪だけど、しゃべり方は終始ゆったりしていて甘さがあり心地良いです。作家もの、方言ものの作品として非常に完成度が高いと思いました。たくさんの方に聞いていただきたいです。