偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

Rouge et Noir Double Down ピットボス アーレン・クライヴ(CV:テトラポット登)

Rouge et Noir Double Down ピットボス アーレン・クライヴ

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花鏡の人気シリーズ、ルジュノワの1stシーズンの第三作。テトラさん演じるアーレン・クライヴは犯罪シンジケート「ハウス」のナンバー2で、麻薬取引など複数の犯罪に関わる国際手配犯。新人マトリであるヒロインは指令でアーレンに接触、ハウス内部に潜入することに成功します。新人に単独でとかありえないとは思いますが、アーレンの愛人になることに成功したヒロイン。出会って2ヶ月、組織が使っている住居に愛人として入り込みアーレンに愛されつつ、ハウス内部を捜査していきます。

 

ハウスは複数の組織と取引していて取引現場にヒロインも同行、他の組織に襲撃されそれを撃退、ディーラーを招集した場で内通者をあぶり出し処刑するといった、アーレンのボスとしての非情な面を目の当たりにすることになります。一見紳士的で優雅なアーレンですが、高圧的なところをのぞかせ、恐怖と威厳で部下を従わせているのは犯罪組織のボスといったところ。作中ではアーレンの口から作家の言葉がいくつも引用され、知性の高い男性であることが分かります。

 

アーレンの恐ろしさを知りつつ、捜査の枠組みを超えて彼を心配するヒロイン。踏み込みすぎたあまり、マトリであることをすでに見破っていたことを告げられます。その後、ルージュエノワールとストラテジー(ルジュノワの媚薬効果のみを引き出す薬物)を飲まされアーレンに何度も犯されることに。身体と言葉でなぶられ、特広に偽情報を流すことを強要され、支配されつつそれでもアーレンを案じるヒロイン。アーレンは敵であるヒロインを生かしておくことは出来ず彼女を手にかけようとしますが、彼女の変わらぬ態度で気持ちのゆらぎを見せます。

過去を語り、ハウスに入った経緯を聞かせるアーレン。キメセクが一番の聞きどころかと思いますが、個人的にはアーレンの心境の変化を特に注目して聞いてました。殺さなければならないと思いつつ、ヒロインの真摯さに打たれ揺れているのに惹かれました。