偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

アンドロイデイズ ver.テルセロ(CV:黒井勇)

アンドロイデイズ ver.テルセロ 特典ドラマCD付限定盤

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バニラレシピ発「アンドロイデイズ」の第3弾、声は黒井勇さん。初めて聞きましたが、今巻が最後とのこと。
ヒロインは女性の癒しのための男性セクサロイドを開発している科学者。テルセロと名付けたセクサロイドは目覚めた瞬間から高笑い、俺様口調かつ中二病のノリで自分の目覚めを高らかに宣言します。このノリがまるきり少年マンガの悪役のようなしゃべりで、ヒロインは不具合と判断、停止させようとしますがテルセロはそれを拒絶。二人はもみ合い、テルセロはヒロインに熱烈にキスします。セクサロイドであるテルセロは「性能を立証させてもらう」と言ってヒロインを強引に抱きます。いやそれ襲ってるよね、マスター相手なのに。言葉責めされつつ執拗に前戯され抱かれるのですが、2トラックで30分近い濡れ場。ねちっこく挑発的なしゃべりと攻めで色気がすごいです。嫌がられてるのにテルセロは都合良く勝手に解釈、一人でどんどん進めていきます。事後、喜んでいると勘違いしているテルセロにヒロインは最低と言います。テルセロは理解できないとうろたえるものの、満足していないんだなとまた勘違い。呆れてヒロインはシャワーを浴びに研究室を後にします。


浴室に付いてくるテルセロ、先程までとは打って変わってしどろもどろな口調で怒っているのかと尋ねます。身体を洗っているヒロインにちゃんと洗えてない、俺が洗ってやると言い怒っている理由が分からないと話します。順序立てて分からないことを告げ、少しずつヒロインの気持ちを理解しようするテルセロ。水槽で羊水の中にいた時から、開発者であるヒロインを見ていて惹かれていたと告白します。セクサロイドであるテルセロは、セックスが最大の愛情表現だから目覚めてすぐヒロインを抱いたと言います。ヒロインの言葉を聞き理解しようと学習し、自分勝手に振る舞うのはいけないことと学び反省します。そんなテルセロに好意を感じたヒロイン、自分から彼にキスします。戸惑うテルセロがかわいいです。個人的にこの後半の流れが、それまでのやりたい放題がリカバーされるほどの萌えでした。



通常のしゃべりが熟語を駆使した、文語交じりの仰々しい言葉遣いでアクの強いキャラクターです。傲慢な印象のしゃべりですが、両想いになってからは戸惑いや懇願を見せるようになり表情豊かになります。育成要素のある乙女ゲームのようで、聞いていて楽しいです。俺様なしゃべり、執拗な攻め、戸惑っているたどたどしい様子、気持ちが溢れて喜ぶ態度と黒井さんの声も演技も最高でした。俺様でも根は真面目で素直、尊大なようでエロは奉仕型と奇跡的なバランスを保ってるのは、彼が人間ではないからこそなんだろうなと思いました。最後に自分の意志であっさり立場を越えてきます。今巻のみの感想ですが、さながら不幸にならない「ラブユーブング」のようで、話が進むほど聞いていて嬉しい気分になりました。