偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

今宵の月、キミと二人で 小暮純(CV.黒井勇)

今宵の月、キミと二人で 小暮純(CV.黒井勇)

アプリコット発、月と男女をめぐるシリーズ第二弾。脚本は七瀬みおさんで、声は黒井勇さん。黒井さん今年初となるリリースで、待ちわびていました。
黒井さん演じる小暮純(こぐれ・じゅん)はバーテンダーで、ヒロインはバーの常連。他作品のオス味ある色気溢れる声とは異なり、若いけど落ち着きあるソフトな声が新鮮です。仕事帰りのヒロイン相手に仕事の愚痴を聞いてくれて、真面目な印象。敬語とタメ語が入り混じるしゃべりに、距離の近さが表れています。バーテンの仕事が好きで、いずれ独立して自分の店を持つ夢を語ってくれます。ヒロインが店を出ようとすると、コースターの裏を見るよう耳打ちされます。そこには純の携帯の番号が書かれていました。ヒロインは純に電話をかけます。

 

本来客に連絡先を渡すのはご法度なのですが、ヒロインに興味があって連絡先を渡したという純。休みの日に会えないかとか積極的です。つまりデート。お店以外で二人きりで会うことに。華やかそうに見える純ですが、休みの日は疲れていて寝てるとか案外普通。仕事のこともあり、カクテル作りが趣味とのこと。普段の自分を知ってほしいとか、付き合いたい感を出してきます。映画を観て食事をしたりと、楽しい時間はあっという間。帰り道の夜空に三日月を見つけ、純は月の話をします。あまり見ることができない分、三日月を見たら幸運というエピソードがあるそうです。ヒロインを引き留め、どこに惹かれたか語る純。俺たち付き合わない?と直球の告白です。純さんほんとに積極的。額にキスだけして、この日はお別れ。

 

別の日、純の家にはじめてお呼ばれしたヒロイン。仕事のことを話したりもしつつ、部屋に招待した目的はひとつ。「今夜は帰さないよ」とキスされ、はじめて抱かれることに。隠語を口にしたりはせず、熱心に優しく抱かれます。疲れるまで抱き合って、朝はキスされて起きるとかラブラブな様子。普段は落ち着いていて大人びている純ですが、彼女といる時は甘えたみたいです。

その後も順調にお付き合いし、きっと将来もと思える内容でした。さすがアプリコット男子、真面目で紳士。これは「添い寝」よりも「ささ恋」ですよ。はじめてのデート後次のトラックで家に行き結ばれ、すぐそういう展開になっているように見えますが、付き合い始めて一ヶ月後のシーンなんですよ。つまり付き合ってもすぐ手を出さなかったという。真面目です。特典はステラを聞きました。純が体調を崩しヒロインが看病するエピソードで、その日はエロに行かないんです。他作品だと看病エッチとかになりがちですが、そうならないのに感心してしまいました。タイトル通り、月に関するエピソードが結構出てきたのも印象的。リアルよりも女子が憧れる恋愛を描いていて、アプリコットイズム溢れるいい作品でした。