偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

許したがりは恋余る(CV:黒井勇)

f:id:mitohino:20210601172358j:plain

www.dlsite.com

h.Adam発、彼氏がいるのに会社の後輩と関係を持ってしまう作品。黒井勇さん演じる久平春二(ひさひら・しゅんじ)は、ヒロインによく懐いている会社の後輩。ヒロインに積極的に話しかけ、仕事が出来る彼女に憧れている様子。仕事の席で僕のことどう思ってますかと聞いたり、ぐいぐい来ます。ヒロインが犬みたいと答えると喜ぶ彼、ズレてるけどポジティブです。大きな案件が片付いたことを祝って、二人で飲みに行く約束をすることに。店のセッティングを買って出たり、積極的で気遣いが出来て社内でも優秀なんだろうなという印象。

 

二人で食事している際も会話が途切れることはなく、好意もアピールしてきて抜け目ない様子の彼。もう一軒行くことになり、春二が案内したのはショットバー。店の雰囲気もあってか、ヒロインは寂しいと本音を口にします。うっかりお酒を春二の服にこぼしてしまったヒロイン、近くのホテルに泊まる春二に同行して洗濯すると主張、二人でホテルに行くことに。酔いが回り、終電前に帰るつもりが眠ってしまうヒロイン。

 

眠気でぼんやりするヒロイン相手に、春二は興奮を抑えられない様子。眠るヒロインを見ながら一人でして、我慢出来ずに彼女の手を自身に添え、はじめてしまいます。ヒロインに何度もキスをして口内を貪る彼。服も脱がされ、全身にキスされることに。ヒロインの体が反応していることに喜び、恋人がいると知っていても気持ちや欲情が止められない様子。達するまでしてもまだ治まらず、連続してヒロインを抱く春二。彼女の指輪が恋人からの贈り物と知りながら、指輪を見るたびこのことを思い出してと言ったり、執着心の強さが垣間見えるよう。

 

翌朝部屋を出ようとするも、履いていた靴が見当たらないことに気付くヒロイン。着ていた服は春二にクリーニングに出され、部屋から出れない状態。ヒロインが何故昨晩ついてきたのか、こうなる想像をしていたことを春二に見抜かれています。彼氏と別れて欲しいとは思っていない、ペットみたいに可愛がりたい時だけ可愛がってくれたらいい、と妙な提案をされます。明日は休みだしこの部屋で一緒に過ごそう、と言う春二を拒否して涙を流すヒロイン。春二は手に持っていたヒロインの指輪を見せ、背徳感と後悔でいっぱいになる彼女を言葉と行為でなぶります。

 

週明け、ヒロインに避けられてもめげずに話しかける春二。今日はヒロインの誕生日で彼氏と一緒に過ごすはずが、ドタキャンされたとヒロインは落ち込んでいる様子。春二に励まされ、ヒロインは彼を自分の部屋に誘います。

濡れ場多めで社内やお店でのやり取りもずっと春二のしゃべりオンリーで、彼氏は出てこないので背徳感は薄いかなと思います。通常時はマメで世話焼き、頭の回転が早く忠犬のような後輩なのに対し、策士で執着心が強い夜の顔とギャップが面白かったです。ヤバ男の空気も漂いつつ、溺愛強めなのが美味しかった。最中に彼氏の話をしたりSっ気が強く支配的なところも見せつつ、熱心な攻めと口説きで堕としてくる流れ。春二は自分を忠犬と言っていますが、躾けられているのはヒロインのようにも感じるし、一筋縄ではいかないキャラクター造形に興味津々。黒井さんの演技も普段の気が利く明るくかわいい感じから、熱心に気持ちと欲情をぶつけてくる、執着心強い暗めのしゃべりと演じ分けが見事でした。