偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

さきゅトレ!Lesson.2レフ~ライバル淫魔とエッチな手合わせ~(CV:冬ノ熊肉)

さきゅトレ! Lesson.2 レフ ~ライバル淫魔とエッチな手合わせ~(CV.冬ノ熊肉)

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GOLD発サキュバスのヒロインが一人前になるため、様々な男性キャラクターと性行為に及ぶシリーズ第2弾。

1巻のセロ編の後、順調にサキュバスの仕事をしているヒロイン。サキュバスの姫であるヒロインは実家である城の中で、幼馴染で同期のインキュバス、レフと出くわします。レフはヒロインの父である王に、報告のため謁見しに来ていたのでした。初日の任務に失敗したヒロインに、俺は最初から上手くいったとレフは言います。俺の顔見たら人間は骨抜きになる、とすごい自信だ。確かに顔はいいとヒロインが言うと、お前の顔も見せろと凝視されます。色気が出たとレフがつぶやくと、セロに手ほどきしてもらったと漏らすヒロイン。レフはセロの名前を出されて不機嫌に、セロやその弟であるリオより俺の方が実力が上と豪語し、他の淫魔をライバル視している様子。ヒロインに一目置いて欲しいらしく、えらくむきになってる。どちらが淫魔として優れているか、レフと勝負することに。ヒロインも負けず嫌いだな。

 

ヒロインの部屋に入ってからも文句が多いレフの唇を塞ぐ彼女、勝負とは言えいきなりです。ムード考えろとレフにつっこまれてる。絶対俺の方が出来るとレフにキスされつつ、セロともしたとこの状況で言うヒロインどうかしてる。もがくヒロイン相手に腕を二本増殖させ彼女を押さえつけるレフ、異能の力を発現しています。この世界の淫魔の間ではポピュラーな能力みたいですが、急に出てきてびっくりだよ。増やした腕でヒロインの両腕を封じ、胸も攻めるとかすごい画だ。お前も攻めてみろよと挑発されますが、掴まれてて手が動かせないんだけど。レフと同じように腕を出すのは難易度高くないか。と思ってたら腕を増殖する能力がヒロインにも現れ、彼を押さえ込み何度もキス。音声だと伝わりにくいけど、多腕の男女による絡みとかすごい光景では。二人して人外のセックスしてる。ヒロインが反撃すると、今度はレフがあえぐ立場になってるぞ。手で奉仕し合い同時に達する二人、ヒロインはレフにキスを。レフからも何度もキスをして、勝負のはずが恋人のキスみたいになってる気が。

 

後日、任務前に部屋で待機しているヒロインの元にレフがやって来ます。セックスに誘ってくるレフ、任務前なんだが。任務で人間を抱いても人間相手じゃ足りない、ヒロインほどじゃないとか淫魔としてあるまじきことを言ってないか。精気が足りない時に淫魔に相手してもらったことがあるのでは、とレフはヒロインに尋ねます。セロとしたと思って嫉妬したレフはヒロインを攻めることに。

 

ライバル心を持つ、同期のインキュバスに絡まれてセックスする内容でした。セロに嫉妬してつっかかってくるオラオラ系ですが、セロを強く意識してるのはレフの方だってば。挑発して強引に攻めたり、負けず嫌いのヒロインに攻められてあえいだり、甘い空気は少なく戦っているかのような目まぐるしいエロが展開されます。言葉はそうじゃなくてもしゃべりは優しかったり、ギャップが楽しめました。キスがとても多いのも聞きどころです。

 

特殊な設定とライバル関係で音声作品におけるテンプレが通用せず、状況を想像するのが難しかったです。頻繁に攻守が入れ替わるので、集中して聞くことが求められます。加えて腕を増やしたり指を太くしたり、中の状態を変えたり異能セックスの多さよ。SEにかなり力を入れていて水音や異能の力を使う時の音(小さめの金属音のような)へのこだわり、熊肉さんの耳舐めもすごかった。

 

がるまに特典で前日譚も聞きました。人間界へ降りる許可が出た未経験の二人の練習エッチ、本編がはじめてじゃないだと(セロとの前日譚同様、レフからヒロインへの記憶操作があるため彼女の記憶はなし)。ヒロイン、記憶はなくても色んな淫魔とセックスしてないか。練習と言いつつレフからのキスがめっちゃ多くて、好意が駄々もれな気が。知識はあっても異性とするのははじめての二人、驚きはするけど色々飛ばし過ぎです。ここでもヒロインは負けず嫌いで、レフに抱かれて終わりとならないのがらしいと思いました。

 

1巻の時点で独特だなと感じていましたが、2巻を聞いてそれが強まりました。ポップでかわいいタイトルやジャケ絵とは裏腹に、独自性が強くこちらの物差しが通用しない作風とキャラクターに翻弄されます。気が強く貪欲で負けず嫌い、性的な能力が高いヒロインが現実の女性とはあまりにもかけ離れた印象。男性キャラクターからヒロインの言い分を聞く会話で、一番ミステリアスで未知数なのはヒロインではという気分。淫魔に恋愛感情はないという設定で、明らかに好意があるのに相手もヒロインもそのことに気付いてないのがもどかしいです。あまり割り切れてもいない様子で、心の奥にしまっているのがなんとも切ない。

 

ここまで独自性の強いシリーズが同人や配信限定ではなく、CDリリースなのが驚きです。正直音声よりマンガ向きの内容に感じますが、これだけ攻めた内容や設定の作品を出せるメーカーさんと脚本の強さがすごいなと。個人で聞いた範囲内ですが、同人の淫魔ものでもここまで攻めた作品は少ないと思います。