偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

政略結婚したら夫の愛が重かったです その2(CV:黒井勇)

政略結婚したら夫の愛が重かったです その2 政治家ジュニアの夫は●●●●好き

ニノ発御曹司と政略結婚したけど、夫の性癖が特殊だったというシリーズ。ニノらしく、全トラックエロという振り切った作風はいつも通り(笑)。正式タイトルは「政略結婚したら夫の愛が重かったですその2政治家ジュニアの夫は●●●●好き」。声は黒井勇さん。

黒井さん演じる大泉亮吾(おおいずみ・りょうご)は政治家の跡取り息子で、二世議員。ヒロインの父は会社経営者で、政治家一族である大泉家と協力関係を取り付けるべく娘を嫁がせることに。

 

何日も帰宅していない政治家で夫の亮吾を心配して、議員会館まで訪ねてきたヒロイン。迷惑がる亮吾、新婚なのに政略結婚だと冷たく、上から目線でドライな態度を取ります。聞くと姉と妹の影響でいい思い出がない、選挙がなければ女と握手もしたくないとか、かなりの女嫌いのよう。ちなみにゲイでも性的不能でもないとか、自己申告が多いよ。ヒロインを嫌っているわけではないと言いつつ容姿も悪くない、お嬢様育ちにしてはしっかりしてる、とかどんだけ上から目線。辛辣な言葉にヒロインが泣き出すと、怒鳴って悪態をつくとか最低です。初夜で失敗したのを根に持っているのか、お望み通り抱いてやると言う亮吾。OLのようなスーツ姿のヒロインは秘書、亮吾は政治家で先生呼びの設定、ヒロインの仕事は性的奉仕と言われ何故かここで抱かれる展開に。子どもを作りたかったら要求に応じろとか、言動もめちゃくちゃです。議員会館の一室で行為に及ぶとか、政治家がそんなんでいいのか。隣が事務所で声が聞こえるかもしれない危険な状況ゆえか、二人とも興奮気味。最中も皮肉や悪口を言ったりパワハラしつつ、めっちゃしゃべります(苦笑)。事後、亮吾に作られたシチュエーションでしか興奮出来ない、という性癖を告白されます。子どもを作りたいなら、夫婦でいたいなら俺のやり方に合わせろとか最後まで傲慢。

 

 

後日、卒業校である高校に視察と称してヒロインを連れ、教室にやって来た亮吾。男教師から女子生徒への指導と称したセクハラプレイをするとか、職権乱用が過ぎます。自分から迫ってるのに教師を誘惑してるとか、言い掛かりが過ぎるんだけど。言葉選びがおっさんで、年齢が上がったかのような声の低さとねちっこさでいやらしいです。堂々とヒロインの弱みに付け込み、憎たらしさが増長してる様子。自分のしていることが世間に顔向けできないと自覚しつつ、ヒロインと死ぬまで共犯だとか言葉が重すぎます。

 

 

結婚一ヶ月後、疲れを溜め風邪を引き自室で寝ている亮吾。ヒロインは彼を心配、風邪がうつると言いつつ、献身的で責任感が強い彼女にまんざらでもない様子。弱っているのか声に力がなく、ヒロインを部屋に帰そうとしますがヒロインは引かず。亮吾はこれを着てくれたら看病を受ける、とコスプレ用のナース服を出してきます。って、ここでもコスプレかい。ヒロインはナース服を着て亮吾の看護、というかプレイに応じることに。亮吾の体の汗を拭くことから始まり、下半身もと奉仕を要求されることに。ご褒美と言って亮吾もヒロインに奉仕とか元気なんじゃ。結局最後まですることになり、病気より性欲の方が勝っている模様。最後に風邪が治ったら、同じベッドで寝てくれという言葉が。口調も柔らかくなり、だんだん気を許してきてるような。

  

 

議員と秘書設定に始まり教師と生徒設定、看護師プレイ、メイドプレイ、最後はラブホで通勤電車設定で痴漢プレイとか、AV見まくってるのかとつっこみたくなる内容。シャツをはだけて胸を見せろとか、視覚的に興奮する見せ方要求してくるところにAVの影響感じますね。子どもが欲しいんだろうとプレイに応じることを要求しつつ、時間が経つほど態度が軟化していきます。上から目線で皮肉まみれですが、しゃべりがゆったりしてきて棘が減り、ヒロインに気を許しているのが分かる変化の仕方が絶妙。シーンによってしゃべりが厳しかったりねちっこかったり、優しげだったり素直だったりと演じ分けのうまさがさすがです。

  

エロ特化の作品ながらエロを通じて心境の変化を感じる流れで、一筋縄ではいかない内容でした。政治家ジュニアの複雑なキャラクターを黒井さんが熱演されています。明るくポップなタイトルとジャケ絵同様コメディ要素もありますが、終盤近くまで夫からの悪口や皮肉、脅しがひどいので軽い気持ちで聞くとあんまりじゃないか、と思うところがあるかと。男性キャラクターを好きになれるかどうかは、リスナー次第かと思います。激しい水音、シーツや服をガサッとする音、演者さんのあえぎも激しく、ニノらしさは今回も健在です。