偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

豹変彼氏~夫が子作り(たねつけ)を止めてくれません~(CV.二枚貝ほっき)

豹変彼氏~夫が子作り(たねつけ)を止めてくれません~(CV.二枚貝ほっき)

PIL-VAMP発、衝撃のエロとキャスティングの豪華さで人気のシリーズ第9弾。タイトルに「彼氏」と入っているにも関わらず、誰も彼氏じゃないとさんざんつっこまれているこのシリーズ、今回も彼氏ではなく夫設定。同じ大学サークルの先輩後輩でお付き合いしてゴールイン、とか設定が王道で驚きです(笑)。声は二枚貝ほっきさん。 


ほっきさん演じる七原智也(ななはら・ともや)とヒロインは新婚で共働きの夫婦。サークルで一学年違いの先輩後輩だった二人、付き合い始めたのは大学を卒業してから。家事は分担、子作りは考え中で常にゴム装着とのこと。智也は見た目もしゃべりもソフトかつ甘く、年上女性にモテるとか理想的な旦那様に見えます。一体どこに豹変する要素が、と思いつつ聞きました。  


仕事終わり、家で料理をして夫の智也を出迎えるヒロイン。熱心にキスして夕飯よりもヒロインが欲しいとおねだりする智也、奥さん好き過ぎです。後輩ゆえなのか、奉仕してとお願いする彼。ヒロインは智也の手首をネクタイで拘束、彼の動きを封じて積極的に攻めます。これから本番というタイミングで、ヒロインは智也にお預けと称して身体に触らない、キスしないよう指示。智也はキスしたがってるのに、お預けとか意味が分かりません。ヒロイン主導で本番するも智也も奮闘、なかなか激しいです。達した後ようやくキスして、もっとしたいと言う彼に夕飯の後でと言うヒロイン、なんだか釣れない様子。実はこの二人、ヒロインは女王様と噂され、智也は自称マゾヒストというカップルだったのです。それゆえ付き合い始めた頃から、ヒロインが智也を攻めるのが通常運転なのでした。


次の日の夜、上司の歓迎会で遅く帰ってきた智也。酔っ払った智也の服を脱がせベッドで休ませようとすると、何を思ったのか智也はヒロインを組み敷きます。今日は俺があなたを攻めるから、とキスされ服を脱がされることに。暴れるヒロインの手首を縛り、昨日ヒロインがしたようなプレイと言葉責めであおってくる智也。普段とは逆で、智也から積極的に攻められます。ゴム無しでするも快感に飲まれたヒロインは抵抗出来ず、はじめて中に出されることに。ヒロインを孕ませる、と更に強引にヒロインを襲う智也。声はさわやかですがねちっこく、執拗で強気な攻め方に。対して女王様の顔は消え去り、されるがままのヒロイン。逆転劇が起こっています。


 M気質の夫と女王様気質の妻と相性いいはずが実は、という内容でした。想像出来る展開で、豹変と呼ぶほどのすごいエロやキャラクターではなかった気がします。智也の隠していた欲望は実行するしないはともかく、普通に男性が持っていそうな欲求に感じました。序盤のヒロインのズレた攻め方を聞いていると逆転されても仕方ない気がするし、ヒロインの本性も音声作品ではありがちな印象。無理矢理たねつけとなってますが、夫婦設定で事後ちゃんと話し合っていて、ひどい旦那とは思いませんでした。家事を分担、ありがとうごめんなさいが言える、話し合いが出来る、と聞けば聞くほどちゃんとした旦那という印象です。濡れ場でちょっと意地悪なだけで、むしろ得ではという気分。


豹変彼氏に限らず今の音声作品の他作品と比較しても、キャラクターも展開も割と普通に感じました。隠語を口にする程度で、豹変彼氏らしさは薄い気が。キャスト買いしたいけど豹変彼氏って怖いのでは、という方には聞きやすいと思います。逆に豹変彼氏何枚も聞いてる、という方は私の知ってる豹変彼氏じゃないという気分になりそうです。