偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

ずっと一緒にいようよ。‐実の弟にマーキングされる関係‐(CV:黒井多飛岡)

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同人サークルICECRYSTAL発、タイトル通り実の弟と関係を持ってしまうDL作品。ヒロインと弟の桐谷真澄(きりや・ますみ)は仲のいい姉弟。姉は社会人二年生で、弟の真澄は大学生。今日もいつも通り母の作った夕飯を一緒に食べ、お風呂に入る二人(!)。一緒にお風呂に入ることに年齢は関係ない、姉弟なんだしと距離が近過ぎることに無自覚な様子の弟。姉にシャンプーされて気持ちよさそうな声を出したり、ハグしてくるのをどんな気分で聞いたらいいの。小さい頃のごっこ遊びの延長の感覚だそうですが、仲良すぎ。帰宅してから上機嫌のヒロイン、今日は給料日で念願の一人暮らしのための資金が溜まったと喜んでいます。

 

引っ越し前夜、ヒロインの部屋に一緒に寝てもいいとやって来る真澄。ヒロインのベッドに潜り込み、姉の体を抱きしめます。いくら抱きしめても足りない、隙間もないほど抱きしめたいと恋人のような言葉が。どうして引っ越しちゃうの、寂しいよと泣きそうな声。最後の夜なんだしもっと触れてもいいよね、と服越しにお腹や足に触れ耳を舐めるとか姉弟の域を超えています。すでに眠ってしまったヒロインにお姉ちゃんと泣きそうな声ですがり、自身の下半身が反応したことに驚き戸惑う真澄。これだけ親密でスキンシップも多いのに、恋愛感情の自覚がなかったことにびっくりだよ。

 

後日、一人暮らしを始めた姉の部屋を訪れる真澄。ヒロインにホームシックになってないか尋ねると、実家や家族を恋しく思う気持ちはあまりないと元気な様子。家内安全のお守りをヒロインに渡し、自分と色違いのものをかばんにつけてよとぐいぐい来ます。唐突にヒロインに好きな人はいないのと聞かれ怒りだす真澄、今までとは打って変わって苛立ち部屋を飛び出してしまいます。

 

ヒロインが実家に戻ると、部屋で姉を想像して自分を慰めている真澄の姿を目撃することに。驚くヒロイン相手に気まずそうにしつつ、部屋に入ってと促します。以前怒ったことを謝る真澄、いつから自分を意識していたのとヒロインは尋ねます。聞くと他の女性には興味が沸かない、見ていたのはお姉ちゃんだけという言葉が。最近までヒロインへの気持ちに自覚はなく、体の反応や好きな人を聞かれて好意を自覚したとのこと。気持ち悪いよねと言う真澄に、大事な弟と言って抱きしめるヒロイン。自分はおかしいと戸惑いつつ反応する真澄の下半身にヒロインが触れ、真澄はヒロインにキス。声が漏れて下にいる親に聞こえちゃう、キスすれば口を塞げるんじゃと言う真澄に、いい考えがあるとヒロイン。二人で同時にすれば声は出ないと提案、奉仕し合うとかエロ過ぎます。達するところまでして、僕たち離れたらだめだったのかも、一緒にいないとだめなんだと気持ちを確かめ合うことに。

 

 

女性向けで結構ある近親相姦ものですが深刻になりすぎず、かと言って愛があればいいよね、とすんなり進みすぎないのが作品として程良いバランスに感じました。あまり抵抗がないように見えて、一応近親であることを気にしているのがポイント。付き合い始めて一ヶ月間、いちゃいちゃしても本番はしなかったことに本気度の高さを感じます。ハタチ過ぎとは思えない、ゆるくふわふわしたしゃべりの弟ですが、姉への気持ちを自覚するまで誰とも付き合ってこなかった、未経験と姿勢が一貫してます。

 

100DL達成特典がまたすごかった。会いに行くつもりが姉は実家へ、弟はヒロインの部屋とすれ違いになった二人。電話しつつ、相手のベッドでエッチなことをして声や音を聞かせる展開に。どこかで見ているかのごとく、具体的かつ細かい指示につい最近まで未経験だったのが嘘のよう。自分で指示してるのに、姉の指に嫉妬するとか重症です。姉のベッドにマーキング発言はびっくりしました。明るくさわやかなようで、独占欲と執着心が半端ない。こちらのサークル様で紫紋さん脚本の「ベッドの下に誰かいる。」も聞きました。作風は大分異なりますが、男性キャラクターに地続きというか同じ遺伝子を感じずにいられませんでした(個人の感想です)。ヒロイン大好きで他の女には興味がない、エロと口説きが執拗、独占欲と執着心がゲージが振り切れるレベルで高く、普通じゃないけど本人にとってはそれが自然という突き抜けたセリフや行動に驚かされます。あまりの熱心さに釣られてしまう、男性キャラクターの徹底ぶりが刺さりました。