ホビガールズフルール発のシリーズ第二弾。古風な男性との結婚生活とエロを描いた作品。声は茶介さんで、脚本は堀川ごぼこさん。
ヒロインは会社員で、茶介さん演じる居合道師範の鶴来創一郎（つるぎ・そういちろう）との出会いはお見合いでした。創一郎は初対面でヒロインをいたく気に入り、熱心なプロポーズをして結婚を即決。２トラック目は、新婚旅行先の南国リゾートホテルから。は、早い。創一郎は幼少期から鍛錬の毎日で東京をほとんど出たことがない、服は和装で旅行先でも袴姿と浮世離れした様子。彼ははじめて恋した、はじめて抱きしめる女性が妻になってくれて良かったと感謝。３７歳の創一郎が未経験であることが発覚します。はじめてと言っても慌てたり卑屈になる様子はなく、長年守り続けた操をあなたに捧げます、となんだか乙女のような。さらにポルノやAVは見たことがない、文芸作品の官能でも刺激的に感じたとかどれだけ浮世離れしてるのか。ヒロインの裸や反応に驚いたり感動しつつ、敬語で確認を取りながら進める創一郎。びっくりしたのは今まで自分を慰めたことがない、つまり一人でしたことがないというセリフ。未経験だったことより、そっちの方がびっくりだよ。とは言え中の人が茶介さんなのもあって、結構すんなりしたはじめてに感じました。
翌日、妻であるヒロインを抱いたことで今までしてこなかった情報収集を解禁、よりヒロインに感じてもらうため研究すると真面目に語る創一郎。江戸時代の春画から動画まで参考にするとかやる気満々です。一晩中ヒロインを抱いた後、海で事に及ぶとか武術の師範だけあってタフというか。水着を着た状態でするのですがヒロインを乙姫、自身を漁師と例えたり一体どこから浦島太郎が。人気はないにせよ、はじめてをした次の日に外でするとかかなり飛んでます。
新婚生活も道場がある敷地内の家屋に住み、頻繁にいたしている様子。研究と努力を重ねてと言葉は真面目なんですが、朝から晩までしょっちゅうしてます。お弟子さんとの稽古で、数時間会えないのも寂しいとかぞっこんです。ヒロインが作ったお昼を食べた後は裸エプロン、というか裸割烹着（！）をリクエストされます。応じるヒロインも大概ですが。夜は夜で二人で日本酒を飲んでいる際、ワカメ酒をしたいとか留まるところを知りません。創一郎の妄想や願望もぶっ飛んでますが、それに付き合うヒロインも大分色ボケしてて完全に二人の世界。いつでもどこでも出来るようになりたいとか、四十八手を完遂したいとかこれはスポーツなの。
ステラ特典も聞きましたが、そのうち公然わいせつ罪に問われるんじゃないかと思いました。しゃべりはソフトで常に敬語と落ち着いてますが、発想や内容がぶっ飛んでます。言葉も独特で、何回いちもつ言わせるんだと。エロ中心でストーリー性はあまりなく、構成的にはアプリコットの添い寝に近いんですが、ありえない内容でコメディなのという気分。お腹いっぱいになりました。
