偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

KIRA・KIRA Vol.4 心月編 (CV:鷹取玲)

KIRA・KIRA_Vol.4 心月編 / 鷹取玲

ツナボニコレクションズ発、化粧品会社ルッチキーオで巻き起こる恋愛を描いたシリーズ第4弾。時系列的には一番古く、ルッチキーオのCEOがお相手。声は鷹取怜さん。
ルッチキーオの社員であるヒロインが昼休みに、コンビニで買い物していると男性に声を掛けられます。彼もルッチキーオの社員だと言います。ここにはうちのコスメが置いてないと言う彼。以前は置いていたものの、売上が振るわなかったため置かなくなったようです。彼は一緒にお昼を食べようと誘います。自分は新しいCEOで、諏訪心月(すわ・みづき)と名乗る彼。唐突なナンパに、ヒロインは以前会ったことがある気がすると言います。心月は知らないと返します。タクシーに乗り、二人でランチに行くことに。


デパートに到着、なんでも頼めるというレストランで酒を頼む心月。これはビジネスじゃないからと、ざっくばらんです。心月がCEOになった理由、それは経営不振のためでした。彼は現会長の息子で、婚外子と告げます。心月はヒロインに自分をサポートして欲しい、と言います。またしても唐突な要求です。ヒロインがルッチキーオに就職したきっかけは、子どもの頃見たCMの影響でした。男か女か分からないモデルが印象的だったと言うヒロイン。モデルは昔の自分では、と心月は気付きます。心月はハーフで、昔は女性に間違われることがあったと言います。中性的なイメージから、CMのモデルに抜擢されたようです。

 

その後、心月のサポートをすることになったヒロイン。落ち着かないヒロイン相手に、秘書になりなさいと心月は告げます。顧客アンケートは、若い層に人気がないという結果でした。デパートコスメは高くて手が出ない、低価格のコスメは地味とヒロインに指摘されうなる心月。コスメを買う時重要なのは何かと聞かれ、ときめきとヒロインは答えます。心月は、プチプラコスメを作ることを決意。コスメとの出会いは、恋と例える心月。なかなかロマンチストです。コスメ製作のため韓国に視察に行くという言葉が飛び出し、二人で韓国に行くことに。

 

韓国で視察を行い、刺激を受ける心月。ルッチキーオは歴史あるメーカーで、戦後間もない頃からコスメを作ってきたと言います。下手でもそれなりにメイクが出来るもの、と無難な商品ばかり作ってきたとのこと。冒険したい人には向かないメーカーと話す心月。モデルをしていた頃、美人ばかりが売れていたばかりではない、キラキラしてる子が売れていた、自分を肯定してる人が魅力的と語ります。そういう女性を増やしたいと、意欲に燃えています。けれどプチプラコスメは五年だけのお試しで、実績が出なければ廃止と語ります。心月と現社長は腹違いの兄弟で、良く思われていない様子。ヒロインは心月を励まし、心月は彼女を部屋に連れ込みます。心月はヒロインに惚れたと告白。気持ちが通じるように百回キスすると宣言し、心月はヒロインにキスをします。


はじまりこそ唐突なナンパですが、前半は真面目なお仕事作品です。秘書にするぐらいなので、気に入られているのは明らか。とは言えオフィスラブものらしい?エロエロした展開はなかなか出てこないので、恋愛やエロを期待して聞くとかなり堅実な作りに感じるかと。心月は行動派で強引さもありますが、ヒロインがその気になってからと紳士です。鷹取さんが、飄々とざっくばらんなCEOを演じておられます。低音ではなく高めの声で、キャラクターの個性に寄せた声でした。