偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

KIRA・KIRA Vol.3流星編(CV:テトラポット登)

KIRA・KIRA_Vol.3 流星編 / テトラポット登

www.dlsite.comツナボニコレクションズ発、化粧品会社ルッチキーオで巻き起こる恋のシリーズ第三弾。声はテトラポット登さん。個人的には、同じ世界線にテトラさんが演じるキャラクターが二人いる(「mariage」の樋口涼)という事実に驚きました(笑)。
ヒロインは化粧品製造の研究員。転職してきた高城流星(たかしろ・りゅうせい)と美容液のリニューアルに取り掛かることになるのですが、彼はあまり乗り気ではない様子。終業時、帰ろうとする流星を追い掛けるヒロイン。エレベーターに乗ろうとして挟まれたヒロインに「どんくさ」とつぶやく流星。慇懃無礼にフォローされますが、皮肉が隠せてません。普段は猫をかぶっているようで、実際はしたたかな性格のようです。先輩であるヒロインを茶化すようなことを言ったり、タメ語で話したりとうわべとは違う印象。

 

 

美容液のリニューアルに取り掛かるべく、二人で残業することに。残業に流星はぼやきます。転職前は中小企業の製薬会社に勤めていた流星。製薬業界は不況で、会社は経営不振だった模様。合併の話が流れ倒産が確定するまで信じていた、理想しか見てないガキだったという流星。会社が倒産したことで目が覚めたと言います。給料以上働くのに意味はないとか、倒産がきっかけでドライになってしまったようです。そんな流星に、痛いのとんでけをするヒロイン。小さい子どもか。寂しかったなんて言ってないと反発するも、ヒロインは優しいなとキスをする流星。突然のキスに驚いたヒロインは流星の足を踏み、仁王立ちして甘ったれすぎでしょと彼を叱ります。流星は大袈裟に、失礼なことをしてすみませんでしたと謝ります。今のもう一回言ってくれませんかと、予想外のリアクション。痛いのとんでけからの仁王立ちの叱責でギャップ萌えしたとか、よく分からない反応ですが、ヒロインに好意を持った様子。仕事に熱意を持って取り組んでこの男ありかもと思わせると言い、次の日一緒にお昼を食べることに。次の日の昼休み、流星が作ってきたお弁当を食べることに。マメです。ヒロインは敬語で話さない方がいいと、二人でいる時はタメ語で話すことに。冷めてるように見えるだろうけど、会社が嫌なわけではないと言う流星。やる気があるヒロインが羨ましくて嫉妬していたとのこと。化粧品を好きになればいいと言うヒロインの言葉に、研究を頑張ることに。



後日、美容液に配合するいい物質を見つけたと言う流星。作業の工程が増え原価が上がるため、却下されるだろうとヒロインは言います。こういうケースは今までも却下されていたと聞き、流星は疑問を持ちます。連絡を取ってみるとLINEを送る流星。誰に送ったか聞くと、相手はなんとCEO。以前の会社が倒産した後居酒屋でCEOと偶然出会い、ルッチキーオにスカウトされたとかそんな縁が。工場のスタッフに直談判するべく、そのままヒロインと工場に行くことに。フットワークの軽さが半端ないです。交渉は上手くいき、案を通すことに成功。驚くヒロインに電話やメールでは人は動かない、直接会うことが大事、現場の人間は熱意で動くと言う流星。努力が足りないと落ち込むヒロインを励まし、それがきっかけとなり二人の距離が縮まることに。



仕事と恋愛を絡めた話が得意なかしわさん、今回も仕事のエピソードをしっかり絡めてきます。男女差がよく表れた内容で、問題の対処の仕方が印象的でした。職場の事情が想像出来、立場を超えて行動する男性像がいいです。流星のキャラクターもひょうひょうとマイペースなところが樋口涼のようだったり、合理的でしたたかなところが「只今恋愛中!」の万太のようだったり。ドライなようで冷静で人や物事が見えていて、指摘や行動が的確で男っぽいキャラクターだなと思いました。タメ語になってからもヒロインをあなた呼びしたり、大人っぽいようでふいに年下感が出たりとギャップ萌えしました。