偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

『やさしい楽園』-エルピスの章- (CV:鷹鳶福朗 )

『やさしい楽園』-エルピスの章- / 鷹鳶福朗

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ダブリルムーン発、人形師と人形の物語「やさしい楽園」セカンドシーズン。声は鷹鳶福朗さん。鷹鳶さん演じるのは、シャマシュと名付けられる人形。
ヒロインはメイズという異世界で、生き物や種族の研究をしている女性。ある日、森で苦しむ男性を見つけたヒロイン。心配したヒロインは、男―シャマシュ―を自分の家まで連れて帰ります。警戒心むき出しでヒロインを拒絶するものの、かなり弱っているようで、また気を失ってしまいます。目を覚ました彼は「ギルガメシュという天魔を知っているか」と尋ねます。自分一人では無理と言う彼に、同行を申し出るヒロイン。シャマシュは喜びます。変わった容姿をきれいと言うヒロインに、シャマシュは戸惑います。

 

ヒロインはギルガメシュの兄である人形師、エンキドゥの元にシャマシュを連れて行きます。シャマシュは人形で、所有者の元から逃げ出したとのこと。そこにギルガメシュがやって来ます。自分はギルガメシュに似せて造られた人形と言うシャマシュ。蛇と烏と角がある獣などを混ぜて造ったとのことで、シャマシュの身体には角やうろこがあるのでした。マスターの元を離れた人形は、数日しか生きられない運命。マスターのところに戻るぐらいなら、数日で死んだ方がましとシャマシュは言います。それだけマスターにひどい目にあわされたということなのでしょうか。ヒロインは関係ないのかと聞かれ、関係ないと返すシャマシュ。二人はヒロインの家へ戻ることに。ヒロインはシャマシュを心配し、彼にキスをします。シャマシュは動揺し、明日にはここを出て行くと言います。



苦しむシャマシュの目の下に、模様が現れます。それは所有の証で、人形は性的欲求を支配されると言います。彼は自分の人形としての特性を忌み嫌っているよう。放っておけないと言うヒロインを、シャマシュは組み敷きキスします。あんただったら良かったのにとつぶやく彼、ヒロインがマスターだったら良かったのにと思ったようです。前のマスターはシャマシュを道具同然に扱っていたと言います。心なんて無ければよかったのにと言うシャマシュ。あんたといるとこんなにも胸が苦しいという言葉が。それは逆に感情がある証拠。ここにいたらあんたをきっと危険な目に遭わせると、苦しげです。


二人は再び、エンキドゥの屋敷を訪ねます。エンキドゥから別々に話を聞き、宝石を手にシャマシュの元へやってくるヒロイン。どうやらヒロインをシャマシュの新しいマスターにするため、儀式?を行うようです。戸惑いつつも喜ぶシャマシュ、人形の性的エネルギーがマスターのエネルギーになると言い、ヒロインを抱くことに。最中に呪印の書き換えを行い、ヒロインが持つオレンジガーネットの宝石をシャマシュの目に入れます。これでヒロインをシャマシュのマスターにする契約を遂げたことに。事後、ヒロインは彼にシャマシュという名を授けます。友人の名前と言うヒロイン、シャマシュは過去に蛇につけた名前と言います。さすがメイズの住人というか、センスが独特です。
その後、二人が森の中を歩いていると、シャマシュの前のマスターが現れます。身勝手な振る舞いでオリジナル(ギルガメシュ)に相手にされなかったんだと、シャマシュは相手を罵倒します。人形であるシャマシュが「命を、心を見ろよ」と言う言葉は、種族ではなく心のありようこそが大事と気付かされます。

 

はじまりは不憫な境遇の人形との出会いでしたが、二人が惹かれ合うとすんなり話が進みます。人形の性的エネルギーがマスターの力になるということで「やさしい楽園」らしくエロエロした展開も健在です。鷹鳶さん、はじめて聞きましたが男らしい低音ボイスで、テトラさんに似てると思いました。