偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

制服プレイ(CV:ルネッサンス山田)

制服プレイ(CV:ルネッサンス山田)

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人気TLコミックス「制服プレイ」がシチュエーションCD化されました。通販サイトで発売前から品切れ状態になっていた注目作です。声はルネッサンス山田さん。原作未読での記事になります。
ヒロインは新高校一年生。ルネッサンス山田さん演じる門田幸男(かどた・さちお)はヒロインの叔父で、ヒロインが入学した高校の数学教師で担任。入学式の日、叔父である幸男を先生呼びしたヒロインに幸男は興奮、空き教室に彼女を連れ込み襲います。始まって二分半でキスしてエロに突入とか、ロケットスタートすぎます。「入学式にあなたの処女をもらうことが夢だった」とがっついてきます。「エロい学園生活を送るため教師になった」「(ヒロインと生徒同士で学園生活を送るべく)留年しても良かったけど教師になった」とかかなりズレてます。目標は卒業と同時にデキ婚と言いヒロインを襲おうとしますが、ゴムがないことに気付く幸男。続けたら止まらなくなるからとそこで終了。

 

後日、陸上部に入部するヒロイン。陸上部の顧問は幸男で、部活の合間に部室に連れ込まれここでも襲われます。途中までで済んだものの、その後も事あるごとにエロを仕掛けられることに。最初はヒロインの気持ちお構いなしで襲っていた幸男ですが、ヒロインに泣かれてもう無理矢理しない、あなたが僕を好きになるまで我慢すると言い距離を置くことに。気まずくなり数ヶ月過ぎるものの、ヒロインと二人きりの時は常にがっついてる様子なのであまり我慢してる印象は持てず(苦笑)。本番なしでもしょっちゅうキスされてます。幸男がヒロインに迫り、拒否されて幸男が傷つく展開が繰り返されます。エロは多いものの時間が短く、あっという間に次の展開に行く印象です。通して聞いていると性癖面ではアブノーマルな幸男ですが、ズレてるけど根は真面目でヒロインに対してのみ一途なのが伝わってきます。ストーリーとエロの両立を目指した人物描写なのか、展開が早すぎてヒロインにしょっちゅうがっついてる印象が強いなと。ルネ山さんの声は端正なのに欲情すると早口になり、ハアハア言ってる声が気持ち悪くて良かったです(誉め言葉)。ルネ山さんは「豹変彼氏」や「新堂先生は変態です」などに出演されている方。いい声なのに最近は特殊な設定やキャラクターの作品にばかり出演されていて、変態枠のポジションにいる方に思えて仕方ないです(苦笑)。

 

シチュエーションCDの特性上仕方ないのかもしれませんが、ヒロインの心情が想像しにくかったです。話は幸男の心の声によるモノローグ中心で進み、ヒロインとの会話やエロ中心の描き方のため余計唐突に感じました。他キャラクターの思惑も分かりにくいなと。マンガなら1コマ描けば済むところも、音声のみだとある程度説明がなされないとリスナーに状況やキャラクターの心情が伝わらないのでは、と思いました。特に惜しむらくは濡れ場の短さ。原作の展開に合わせたのか非常に短いです。変態設定でどんなすごい濡れ場がと思って聞いたら、かなりあっさりした印象。今後TLコミックのシチュエーションCD化が進むかどうかは未知数ですが、原作を忠実に音声化するよりも、音声作品であることを意識した脚本作りや構成が肝心ではと思いました。