偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

フラグメンツ(CV:茶介、百千るか)

同人サークルアラベスク発の無料音声。シチュエーション音声ではなく男女掛け合いのボイスドラマで、朗読劇となっています。2022年配信予定の作品のアナザーストーリーで、ホテルでの快楽調教の二日間を聞くことが出来ます。

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茶介さん演じる佐伯文貴(さえき・ふみたか)と百千るかさん演じる向島伊吹(こうじま・いぶき)は大学生で体の関係がある仲。二人が関係を持ったのは一ヶ月前で、それ以来毎日のように佐伯は伊吹を抱き、週末はホテルで過ごすのが日課

 

金曜日の夜、二人で入浴するシーンからスタートします。二人とも大学生ながら伊吹は敬語で遠慮がち、逆に佐伯は彼女をリードし従わせるというなんだか主従関係のような。泡で洗体されつつ刺激されやめてと懇願する伊吹を、ゆったり言葉責めしつつ攻める佐伯。本気で嫌がっているのではなく、与えられる刺激に耐えられずにやめてと言っているようです。伊吹が感じて泣き叫ぶような声を多く聞くことに。伊吹は佐伯に好意を寄せているけど、佐伯はその気持ちを知りつつセックスが好きなんだなとすり替えてしまいます。毎日のようにセックスしていてもカップルのような甘い空気はなく、佐伯が伊吹を愛玩動物と呼ぶ倒錯した関係が謎めいていました。

 

男女掛け合いのボイスドラマで、朗読劇であるという特殊な作りのこの作品。トラックごとに視点が変わり、モノローグのような一人称での朗読による説明と、濡れ場や会話はボイスドラマで進行する流れです。佐伯による伊吹の後ろの開発中心に進みます。ルームサービスで朝食を頼み食べ物を使ったプレイをするという、ヘビーユーザーでも地雷を踏みかねない内容に驚きました。食べ物プレイも生クリームを塗って舐めるとかよくあるものではなく、はちみつやジャム、卵や溶けたチーズ(!)を体に載せて舐める展開にびっくり。顔が宇宙猫になりかねない濃いプレイでした。

 

女性の声が多く入った作品をちゃんと聞いたのは今回がはじめてだったのですが、色々気づきがありました。ヒロインが調教を受ける内容で、女性のあえぎ声がとても多いこの作品。自分が女性の声で興奮しないことに気が付きました。女性リスナーが女性の濡れ場演技を聞く上で気になるのは、女性キャストに嫉妬してしまう、キャストの掛け合いを聞くためリスナーが壁になってしまう、などかと思います。私がこの作品を聞いて気付いたのは、受けの声を聞いて興奮するのは難しいということでした。激しく泣き叫ぶようにあえぐ声は気持ち良さより、攻撃されて痛がっているように聞こえてしまい興奮出来ないという。レビューを見ていても女性リスナーは攻められるのを好む方が多く、受けの声を聞いて反応出来る人は少ないのではないかという印象。18禁音声での男女掛け合いのボイスドラマは今後増える傾向にあるように思いますが、男性ボイスのみのシチュエーション音声ほど支持されことはなさそう、というのが個人の感想です。