同人サークルwhite mist発じれ恋シリーズ最新作で３Pもの。先輩の双子の兄弟に告白され、どちらを選ぶかを聞く作品です。
ヒロインは就職を控えた大学四回生。高校時代の先輩である双子の兄弟に、就職と誕生日をお祝いされることに。一年付き合った彼氏と別れたばかりで、理由は彼氏の浮気と辛そうな様子のヒロイン。彩和矢さん演じる大学院生の籠原爽真（かごはら・そうま）と、羽柴礼さん演じる社会人の籠原真悠（かごはら・まはる）に励まされています。真悠は失恋の傷を癒すには新しい恋をすること、と言います。爽真と真悠、どちらかと付き合えばいいとかさらっと提案が。連絡を取ったり誕生日祝いをしてくれるのに何も意味がないわけがなく、以前からヒロインと付き合いたいと思っていた様子。ヒロインは無理と即答、どちらかなんて選べないから付き合えないと答えます。試しに一人ずつと付き合ってみないと真悠に提案され、戸惑いつつ受け入れることに。
ヒロインはまず爽真と付き合うことに。初日に爽真を部屋に招き、気持ちを聞かれます。この状況でも自分も対象なのが信じられないようで、真悠を選ぶと思ってたと自信がない様子。爽真が自分とキスやセックス出来るか尋ねると、ヒロインは戸惑いますがそれならなんで家に上げたのか。流されてこうしてるなら止めようと言う爽真に、ヒロインはキスしようと言い、ようやく覚悟が出来たよう。事に及ぶ際、ヒロインが真悠からもらった誕生日プレゼントのネックレスを外す爽真、嫉妬が隠せてない。ヒロイン仮とは言え今は爽真と付き合ってるのに、真悠のプレゼントを身に着けてるのはどうなのよ。元彼はどんな風に触ってたか、ヒロインが出したゴムを元彼用と聞くの、めっちゃ気にしてる。手探りでヒロインを抱き、ずっと好きだった相手と結ばれ興奮が抑えられない声がエロいです。事後今だけなんだからと甘える爽真、ヒロインと結ばれても自分が選ばれると思ってなさそうなのが切ない。いや、その後もヒロイン抱くんだけど。
続いて真悠のターン。付き合って二週間、すでに体の関係はある様子。二人きりなのに爽真の話をしてるの、真悠もやっぱり意識してる。付き合い初日で爽真とエッチしたことを知っていたり、余裕そうなしゃべりですが焦りがあるような。真悠のリクエストで一緒にお風呂に入ることに。入浴中にキスマーク全身につけたいと言うの、独占欲感じますね。最初は真悠に洗ってもらい、次はヒロインが真悠を洗うことに。奉仕する流れになり気持ち良さそうにしてるけど、爽真にもこういうことしてあげたのと聞いたり、こんな状況でも嫉妬してる。執拗に攻められ吹いてしまうヒロイン、ゴムなしだけど中に出さないからと続きをお願いされます。中断したくないのはヒロインも同じで、ゴムなしですることに。今だけは君を全部僕のものにしてるっていうセリフ、気持ちが重い。爽真とのエッチはどうだったと聞いたり、相談事はいつも爽真にするよねと言ったり、快楽に夢中になってるはずがここにいない爽真を意識させるのは何故なのか。
お試し期間が終わった後、ヒロインは二人を家に呼び出します。どちらかを選ぶのかと思いきや、ヒロインは浮かない表情。答えは選べない、理由は二人とも好きと気付いたから。また交代で付き合うのかと聞く爽真に対して、三人で付き合えばいいと真悠の言葉が。すぐそばに比較対象がいるせいか、双方自分ではなくもう一人を選ぶと思ってたとか想像以上に胸中は複雑なよう。ヒロインが三人で付き合うと告げると、そのまま二人に抱かれる展開に。下に二人同時で指を入れられるの、こんなのありなのかと思ってしまいました。ゴムなしでするのですが勢いでとならずに、子どもが出来たら君は僕たちから離れられないという真悠のセリフ、想いの強さと同時に病みも感じてぞくぞくします。
何年もヒロインのことが好きな双子の兄弟から選んでと迫られ、選べないとなると三人で付き合おうとなる内容。こう書くと円満っぽいですが、片方と付き合ってる間兄弟への嫉妬を聞かされるので、めちゃくちゃ意識してるじゃないかとなります。最終的に三人でとなるものの、分岐でヤンデレ３Pがあってもおかしくないと思いました。兄弟で同じ人を好きになってしまい、意識することで余計想いが募ってしまったのかなと。素っ気ない爽真は社交的な真悠に劣等感を持ち、真悠はヒロインにあてにされてる爽真に嫉妬していたり、どちらか一方が有利というわけではなく。作中ではヒロインの二人への好意は同じぐらいとなってますが、個人的に印象深かったのは真悠の方でした。温厚なようで嫉妬深く黒さもあり、３Pシーンの実況を聞くと牽引役は彼ではという気分。真悠が円満に済ませる気がなければヤンデレ３Pもありえたと思うし、結構危ういバランスで話が進んでいたのでは、と妄想してしまいました。
