偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

U-DARLING Vol.1スーツアクター晴彦(CV:冬ノ熊肉)

U-DARLING_Vol.1 スーツアクター晴彦 / 冬ノ熊肉

ツナボニコレクションズ発、ユニークで究極な私のUダーリンがテーマという新シリーズ。ツナボニでは初となる「花の嫁入り」シリーズの雨宮だりあさんが脚本。ツナボニさん、メインはかしわさんで他は天王州さん脚本がほとんどかと思うのですが、今回新しいライターさんを入れたとのことで、興味津々でした。

 

熊肉さん演じる郡司晴彦(ぐんじ・はるひこ)は、ヒーローものをメインとするアクション俳優。スーツアクターとしてテレビのヒーロー作品のスーツの中の人として活躍中で、ヒーローショーにも出演しているとのこと。出会いは遊園地のショーで素顔の彼に声を掛けたことからで、ヒロインは重度の特オタのようです。それがきっかけで二人は付き合うようになり、今は同棲中。ファンから彼女になって同棲ってすごいな。

 

仕事帰りに食事を作り、晴彦を出迎えるヒロイン。いつもは残業で遅いことが多いヒロインを珍しがる晴彦、何かあるような。ビフテキやいつもと違うビールが食卓に並んでいて、晴彦は喜びます。晴彦はヒロインの料理を絶賛し、同棲記念のサプライズだよねと声を掛けます。二人して同棲記念を祝おうとしていたらしく、ラブラブカップルぶりがまぶしい。休日の予定を確認すると、明日の夕方はショーの打ち合わせがあると話す晴彦。彼はブルー担当で、ショーに出演するブルーにアクションの指導をするとか熱心です。ミュージカルの出演依頼が来てるそうで、中の人から外の人になると意気込んでいます。外の人って呼び方、はじめて聞いたな。ネックレスをプレゼントされ、晴彦に抱かれることに。

 

休みの日にヒーローショーに出演する晴彦を客席で見るヒロイン、ショー終了後に待ち合わせする約束が。晴彦はショーの成功を喜び、近くを走る子どもに顔をほころばせます。動きや仕草で気付いてくれるのは世界で君だけ、と二年前の出会いを語る晴彦。いたく感激した晴彦は出演日をヒロインに教え、出会った当時は双方ぐいぐい行っていたようです。あの日出会った奇跡を語り、嬉しそうな様子。仕事の幅を広げたい、ヒロインとの今後を考えている、孫に自分の動画を見せて自慢したいとかもうプロポーズです。安定した職業ではない分、チャンスをものにしたいと意気込んでいます。

 

後日、落ち込んでいる様子の晴彦。ミュージカルの関係者に会ってきたと話し、その場でやらかしてしまったと言います。聞くとかなり派手な舞台のようですが、演出過多でアクションがあまり活きていない見せ方だったとのこと。これだったら俺たちはいらないのではと言ってしまい、再検討することになったと話します。アクションに力を入れている事務所のため、晴彦の立場が悪くなることはないようですが、自分のせいで仕事依頼がなくなってしまったと落ち込んでいたのでした。気落ちする晴彦にヒロインはあなたはヒーローと告げ、励まします。その時晴彦の電話が鳴り、相手は取引先。舞台のプロデューサーからで、晴彦にアクションシーンの演出助手の仕事の依頼が。客のアクションシーンへの批判は以前からあったとのことで、やり方を見直す方針になったとのこと。晴彦の発言がプラスの方向に働いて、意見が受け入れられたのでした。感極まった晴彦は喜び、ヒロインが欲しいとささやきます。

 

不安定な仕事な分、ヒロインとの生活を安定させるため、チャンスをつかみたいと奮闘する内容でした。アクション俳優の設定が表面的なものではなく、出会いから仕事のことまで関係しているのが上手いなと思いました。しゃべり方やセリフから、数分で好青年なのが分かる描き方が絶妙。仕事熱心でヒロイン大好き、結婚を真面目に考える青年と、お金持ちじゃなくてもスパダリ感がしっかり出てました。お仕事作品というとかしわさんの得意分野のイメージですが、雨宮さん脚本も決して負けてない印象。レーベルとの相性も良さそうで、今後も雨宮さんに描いていただきたいです。