偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

こたつの中に彼がいる。(CV:最妙)

同人サークルICECRYSTALの人気シリーズ「ベッドの下に彼がいる。」の第一弾の続編(今現在は無料期間終了で、がるまに内に作品が見当たらない様子)略したらこたかれでしょうか。本編は内容同じの通常版と深層版(耳攻めを深層加工したもの)があり各60分、フリートークつきと有料作品に全く引けを取らない内容となっています。続編ですが一作目未聴でも楽しめます。

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最妙さん演じる彼末元(かのすえ・はじめ)は、ヒロインの部屋のベッドの下に潜むストーカー。前作から半年経過してトータル一年、奇妙な同居生活が続いている模様。ベッドの下にいるのが基本ではあるものの、冬は寒いためこたつの中に潜んでるとか、ストーカーなのにどんだけ馴染んでるのか。こたつに入りながらうたた寝してしまったヒロイン、中から這い出てきた元に声を掛けられます。ヒロインの食べかけのみかんを何食わぬ様子で食べ、少しだけ味見させてとヒロインにキス。ヒロインへの溺愛はまだまだ続いているようで、彼女の匂いをしきりに嗅ぐ元。構成は前作と大体同じでヒロインの体を動かしつつ服を脱がし、執拗に前戯して寝込みを襲う展開を聞くことに。 

 

ヒロインの部屋に勝手に住み着き、寝ている間に襲う不審者なのは今回も変わらず。あれから半年経っても以前と同じ状態なのが驚きです。サークルさんの告知があった際タイトルに彼と入っていたため、彼氏に昇格したと思ってたらストーカーのままだったという。「冬は寒いのでたまにこたつの中に居ることもある」とか、シチュエーションがギャグのような。毎日ヒロインのこと抱いてるとか元も大概だけど、ヒロインも感覚麻痺してるのか。一年も続いてるこの関係(?)、カップルのかくれんぼプレイや寝たふりエッチに思えて仕方ない(個人の感想です)。元はヒロインが実は起きてることに気が付いてるけど、あえて寝ている前提でヒロインに話しかけたり襲ったりしてる印象。目を開けて接してほしい気持ちもありつつ、君が望まないならそれでもいいよ、みたいな妙な譲歩を感じたり。 

 

元とヒロインは幼稚園の時一緒で、元は覚えているけどヒロインに記憶はなく。元にとってはずっと好きだった女子で、ヒロインにとっては勝手に家に住み着いている不法侵入者。ヒロインは元の名前も知らず長い期間犯されてるけど、完全には意思を手放していないように感じました。(以下妄想)ヒロインは元に好き勝手させてるけど心までは許してない、だから目は開けないし言葉は交わさない。元はヒロインに今は振り向いてもらえないけど、熱心に抱いてたら好きになってくれるよね、という心の声を妄想。会話やアイコンタクトはなく、コミュニケーションが存在しないように見えて、意思表示はあるように思ってしまうのがこの作品の気になるポイント。公式は「頭の中を空っぽにして楽しんで」と書かれてますが、元の視点とセリフしかヒントがなく不透明な分、気になって妄想が止まりません。

 

現実だったら通報案件な今作、作品としては奉仕多めで楽しかったです。ハアハア言いながら執拗に前戯、ずっとうっとりしゃべってて気持ち悪さは今回も健在。耳舐めや唾液がしたたるようなキスの音、鼓膜を刺激する呼吸音が生々しくてヤバイです。リスナーのキャラクターに対する印象や、好みによって受け取り方に差が出る余白のある描き方や設定が今回も秀逸でした。