偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

mariage-マリアージュ Vol.2 樋口涼編(CV:テトラポット登)

mariage-マリアージュ- Vol.2 -樋口涼編-/テトラポット登

www.dlsite.com

カップルの挙式前後を描いた、ファンから「テトラージュ」という愛称で呼ばれる今作。テトラさん演じる樋口涼(ひぐちりょう)はヒロインの恋人にして近々伴侶になる男性で、ヒロインの勤め先の先輩デザイナー。勤めているデザイン事務所は涼の父親が経営しており、涼と両親の実家も兼ねています。先輩後輩として指導を受けているうちにお互い惹かれていきお付き合い、ゴールイン前後の甘~い時間だけを切り取った作品です。

 

涼は明るくひょうひょうとした、何かにつけてヒロインを構いたがる面倒見のいい男性。ユーモアがある独特の特徴あるしゃべりだけど、自然なテトラさんの演技が絶妙です。結婚する自覚が沸かないというヒロインに「いちゃいちゃが足りないんだな」と相談そっちのけでいちゃいちゃしたり、新居用の家具をお店に選びに来た際店内なのに家具に興味津々のヒロインを撮影、実況したり痴話げんかしたりとバカップル具合が楽しめます。

脚本のかしわさんは変わった職業を活かした話を描くのが得意な方で、今回も仕事の話をうまく盛り込んだ内容になっています。真面目で効率を無視して仕事しがちなヒロインに対して客観的にアドバイスしたり、この仕事に向く人材を語ったりと、デザインの仕事を通じて二人が惹かれていった過程を想像できる会話シーンが秀逸です。
濡れ場は甘く肉食で、これでもかと熱心に愛されます。挙式直前、ヒロインの好みに合わせた甘く紳士なプロポーズをしたりと正に幸せの絶頂。結婚式のシーンは描かれず、涼のセリフで彼らを取り巻く人間関係が想像できる作りになっています。モブのセリフが出てくることはなく、二人の空間だけを堪能できる作りも良かったです。