偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

Melt and Float 夕立(CV:四ツ谷サイダー)

オリジナルシチュエーションCD「Melt and Float 夕立」

みつぼみ発新シリーズ3部作で、声は全て四ツ谷サイダーさん。「水音と彼の声に包まれて、癒しとシゲキに心と鼓膜をゆだねるCD」がコンセプト。
高校の校舎が取り壊されると聞いた社会人のヒロイン。休みの日に校舎を見に行くと、部活の先輩で二年前まで恋人だった澤樹 空知(さわき・ あきちか)と偶然再会します。空知も校舎を見に来たとのことで、しばらく話していると急に夕立に見舞われてしまいます。雨宿りするため二人で校舎の中に。音楽室に行くと学生時代同様窓が壊れていて、そこから中へ。二人は吹奏楽部で、音楽室は二人にとって思い出の場所。高校生の時、新入生のヒロインが訪ねてきたのが二人の出会い。二人は二年前に別れたのですが、久しぶりに会った空知は雰囲気が変わったとヒロインは言います。パソコンを多用するため、視力が落ちたとのことで今は眼鏡をかけている空知。高校時代、空知とヒロインが担当していた楽器はフルート。二人でフルートを練習していた頃の思い出を語ります。


顔色が悪いヒロイン、体調が悪いのかと思いきや雷が鳴っているのが怖いようです。空知は怯えるヒロインを見かねて「ここ座って」と自分の膝に座るよう誘います。遠慮がちなしゃべりですが、ちょいちょいヒロインへの好意が見え隠れしてますね。「今付き合ってる奴は、雷の時付き合ってくれる奴なの?」と空知が聞くと、彼氏はいないと言うヒロイン。空知と別れて以来、誰とも付き合っていないと言います。空知も同じとのことで、膝の上に乗ったらキスされてました。キスしているうちに、空知の下半身が反応。自分を恥じる空知に、嬉しいと言うヒロイン。学生時代、冗談めかして音楽室でしたいと空知が言っていたらしく、そのことを言っているようです。その言葉に刺激され火がつき、更にキスしてきます。ヒロインのブラウスの前をはだけさせ、胸に触れる空知。床が埃まみれなため、服は脱がずに奉仕し合うことに。するのが久しぶりなヒロイン相手に、確認しつつぎこちなく触れる空知。「ゴム持ってる?」と聞かれるものの、持ってるわけがなく。「二年前のゴムって使えるのかな」と空知から驚きの言葉が。二年前ヒロインと別れて以来、何故か持っていたとかどんだけ物持ちがいいのか。そんなわけで、無事に(?)本番することに。ヒロインが辛くないように気遣われます。「誰とも付き合ってないならいいよな」とキスマークをつけるとか、遠慮がちなようで興奮してるのが丸分かり。


3トラック目で学生時代の練習風景を聞くことが出来ます。この頃の空知は明るく、お調子者風のしゃべりなんですね。古いけど「初彼エッチ」のサトルのような。今は落ち着きがあり誠実な印象で、低温のしゃべり。大分雰囲気が変わったんだなあと。最後決意して自分の想いを伝える姿にキュンとしました。
ステラワース特典「and-懐かしい体温-」
本編終了後、空知の家に行く内容。家にまで連れてきといて戸惑い気味に「泊まっ、てく?」って聞いてくるのどんだけたどたどしいの。帰ってほしくない感出まくってるけどな。一緒にお風呂に入り、(下半身が)痛くなってないか気になるから見せてと言われます。めっちゃ気遣われてる。結局、することになるんですが。ここでもこっそりゴム持ってきてるとか真面目か。いやスケベか。本編より、くだけたしゃべりになってるのがいいですね。二人が別れた理由もここで聞けます。ステラ特典は実質本編なので、本編に入れて欲しかった。



設定が好みで聞いたのですが、はじめて聞いた時とても萌えました。内容自体は想像がつく流れで、サイダーさんの不器用なしゃべりに男性キャラクターの人柄が現れていて良かったです。脚本は同じくみつぼみ「Cream Pie」の藏さくらさん。雨や浴室の水音とムードあるシチュエーションはもちろん、細やかで生活感あるリアルな作風が好感触でした。