偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

Reverse;~使用人と幼馴染彼氏~(CV:テトラポット登)

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バニラレシピ発、男性キャラクターの表と裏の顔を1枚で楽しむシリーズ第三弾。声はテトラポット登さんです。
ヒロインは古くから続く良家のお嬢様で、子どもの頃から使用人に囲まれて過ごしているという現実ではありえない設定。テトラさん演じる甲本奏馬(こうもと・そうま)の両親はこの家に代々仕える執事やメイドでリーダー的存在。奏馬はヒロインとは兄妹のように育ち、彼女に仕える者として教育されており使用人のサラブレッド的な(?)。ヒロインは現在大学生で、奏馬はヒロイン専属の運転手。普段は主人と使用人として接しているけどヒロインから告白され、周りには秘密で付き合っています。奏馬はお屋敷の敷地内にある別棟に両親と住んでいて、親がいない時にヒロインが訪ねてきて逢瀬を重ねている様子。見つからないのかなと思ってしまいますが。

 

制服を着て仕えている時は、幼い頃から親交のあるヒロインに敬語でうやうやしく接し、運転手というよりまるで執事みたいでこの感じが少女マンガ的。打って変わって二人きりの時はタメ口だけど穏やかでクールな兄のようなしゃべり。とはいえ主従関係があるためヒロインの変化に敏感で、ヒロインが言葉にしなくても気付いて声を掛けるとか、奏馬が普通の男の子とは違うことが想像できます。若いのに早熟というか、真面目で男らしく思慮深い男性像がテトラさんの若いけどアダルトかつクールな声に合ってます。

 

ある日、運転中不機嫌な様子のヒロインに奏馬は声を掛けます。ヒロインの母から大学を卒業したら見合いするよう勧められたと言う彼女。ヒロインは奏馬との関係を公表したいと思っているようですが、交際宣言はヒロインが自立、つまり大学を卒業してからと奏馬は思っていて引き留めます。そんな彼の態度に納得できない様子のヒロイン。それから数日後、寄り道と言ってヒロインを二人の思い出の場所、彼女の父の別荘に連れて行きます。そこで奏馬はヒロインへの想いを告げます。

 

ヒロインを大事に想いつつ、使用人の立場で思ったように振るまえない葛藤があり、押し込めていた分気持ちがあふれたり濡れ場で強気になったりと、付き合ってるけど感情の揺れがあるのがおいしいです。男性キャラクターの設定が特殊なため、言葉も古風かつ硬質でそれゆえ本気度の高い情熱的なセリフが聞けます。
ヒロインに見合い話が持ち上がったということでベタですが見合いの席に奏馬が乗り込んだり、ヒロインをさらう展開があるのかなと思ったのですが、表立った展開はなく二人の関係の間で話が進んでいきます。濡れ場では彼氏としてと使用人モードでの敬語責め。テトラさんの落ち着きある男らしい彼氏像は他作品でも聞いていますが、敬語責めは聞いたことがなかったので新鮮でした。