偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

「私の小鳥 −Gold(ゴルド)−」(CV:黒井勇)ステラワース・アニメイト特典CD、シリーズ完結記念CD

f:id:mitohino:20181124144351j:plain

遅ればせながら「私の小鳥 −Gold(ゴルド)−」の特典CD3枚が揃ったので、レビューします。

ちなみに本編の記事はこちら→

私の小鳥-Gold-(CV:黒井勇) - 偏愛シチュエーション


アニメイト特典「ヴィルフリートの心理学教室」
本編終了後、晴れて恋人になったヴィルフリートとヒロイン。密偵の仕事を続けたいと言うヒロインに、ヴィルフリートは説得を試みますが彼女は応じず。密偵にありがちな危険をシミュレートすると説明しつつ椅子にヒロインを縛り、尋問や拷問に耐えられるか聞きます。耐えられると言うヒロインに羽根つきペンをムチに見立て打つふりをした後、羽根でくすぐるヴィルフリート。こちょこちょを何回も言うの面白い。くすぐりは使えると真面目に言うヴィルフリート天然か。見知らぬ男にこうされる想像をしろと奉仕を要求されます。もしもの話とは言え興奮を隠せないようで、攻めが強気です。想像しただけで嫉妬して、他の男になんて腹立たしいとかヒロイン好き過ぎ。密偵をする危険性を身をもって知り、もうしないと言うヒロイン。愛情確認して最後はラブラブぶりを見せつけられます。

 

ステラワース特典「去りし日々来たる日々」
本編終了から数年経過したお話。改革が進みヴィルフリートは即位の準備をしている最中で、二人は婚約中。周りの人達にも変化が訪れ、関係性も変化しつつあることが語られます。
ベッドに行き抱き合う二人。両手を繋ぎキスして、お前を私の一部にしてしまえとか相変わらずの溺愛ぶりがすごいです。結ばれて数年経過してもプロポーズのような告白をされ、あえいでも決してキスは止めない終わり方が熱いです。

 

シリーズ完結記念CD「カールの恋」(在庫がなくなり次第終了)
ツナボニとステラワースの共同企画で、2作目の「weiβヴァイス」のサブキャラクター・カールのスピンオフ作品。声はやじまのぼるさん。ヴァイスのヒロインに仕えていた下男カールのヴァイス本編終了後の話。2ヒロインが王子と駆け落ちした後も彼女の家にお仕えしてます。

 

カールは道で財布を落としたと困った様子の若いシスターに出会います。市場で盗まれたのかもと二人で事務所に。落とし物として財布は届けられていたものの、中のお金は抜かれてなし。身寄りのない子どもがスリや万引きで生活していて、その被害にあったのではと話すカール。子どもの事情を想像し警察には届けないとシスターは言います。彼女は近くの教会に派遣されたシスター見習いで、今日が初日とのこと。


カールがシスターに差し入れしたり、仕事中負傷して休んでいるカールの元へシスターがお見舞いに来たりと、どんどん距離が縮まっていく過程が描かれています。何故シスターになったのかカールが尋ねます。いいところの家では一族から一人聖職者を出すしきたりがあるとのことで、ヒロインは乗り気ではなかったと言います。こんなにかわいいのにもったいない、とヒロインを気にかけている様子のカール。足元がもつれて男が女を押し倒して謝るとか、ラブコメでは定番の展開がベタだけどおいしいです。


二人で木苺摘みをしている時、カールは今の神父が別の教会に異動して、新しい神父が来る噂があると話します。教会に留まるんだよなと聞くカールに、別の教会に派遣されるかもとシスター。カールは望んでシスターになったのではないなら、別の人生を歩んでもいいんじゃないかと言います。心を決めたカールはシスターに好意を告白し、後悔しない生き方をしてほしいと告げます。
明るく面倒見のいい兄貴分的存在のカールの人柄の良さが描かれていて、やじまさんの演技も男らしいです。言葉で励ますだけでなく、ヒロインの親を説得するため同行してくれたのに感動しました。

 

治安の悪さや生活の厳しさの描写もありますが、ほんわかした作風はここでも健在で小鳥シリーズらしい印象を受けました。特典CDなのに40分以上に及ぶ起承転結あるしっかりしたストーリーで、おまけの域を超えてます。ステラで特典付きを購入すれば本編2枚と特典2枚で、合計4枚で三千円超えないとか大盤振る舞いがすごいです(宣伝か)。本編も特典も充実していて満足いく内容でした。