偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

ラブユーブング2 佳久多十羽編(CV:まつたけ弥太郎)

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「ラブユーブング2ndシーズン穂積汪編」が発売されてちょうど一年。一周年を記念して振り返る、連続レビューです。今回はまつたけ弥太郎さん出演の第3弾。1stシーズン同様、3作目は女性優位の作品です。
例によってヒロインの注文でラブグッズと、そのオプションである男性が家にやって来ます。今回のお相手はペアマッサージャーの化身、佳久多十羽(かくた とわ)。おどおどした自信のないしゃべりで元気がない様子。真面目な性格で、グッズやシステムの説明を事務的にし、心に踏み込まれることを恐れています。しきりにかわいいと言うヒロインに対しうろたえる十羽。十羽は裕福な家の生まれなのですが、両親が不仲で虐待されており愛されずに育ったため、愛情を知らずに生きていました。身体中に虐待の痕があり、最期は自らの手で命を絶ち、浮幽霊になったところを花楓(はるか)神社の神様によってラブグッズになったのです。

 

ヒロインは性に奔放でラブグッズを集めるのが趣味で、新作であるペアマッサージャーを購入しました。自分を卑下する十羽をいたわりつつ積極的に攻めます。最初はお風呂で胸を使って十羽に奉仕、ベッドでグッズを使いつつゴム無しでするというかなり強気な攻め。ヒロインに攻められてうろたえつつ感じてあえぐ声に興奮しました。女性優位の作品はいくつか聞きましたが、声やリアクションが大げさに思えてそんなに興奮しないのではと思ってしまうのですが、今作は良く思えました。慌てつつもヒロインに欲情する中性的な声に持っていかれました。

後半はヒロインに愛されて自信を持てるようになり、自分の気持ちを伝えられるようになった十羽の言葉が聞けます。低姿勢ながら真面目で、思慮深いがゆえ自分の考えがあり、心の機微を伝えられるようになった十羽。日常シーンはほとんどなく二人の会話とエロ中心の作品ですが十羽の重い過去の話、女性の性欲を馬鹿にする男や世間に対する憤りや、本当の恋とは何かと十羽の口から語られ、女性優位の作品だからこその内容で、ただエロのみの作品ではなく深さもありました。

 

HOBiGIRLS限定特典SS「最後の一日」
ホビガールズ特典の小冊子、ペーパーではなく15ページに及ぶ少し長めの小説です。本編の7トラック目と8トラック目の間を繋ぐ、十羽とヒロインがどう過ごしていたかを描いた内容になっています。今回は同じく1stシーズンにおいて女性優位の作品だった3作目の永嶺海斗が登場します。海斗のご主人様は今作のヒロインと友人だったという事実が判明します。