偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

淫魔のいる生活~レン~(CV:一条ひらめ)

同人サークルmonoBlue発「淫魔のいる生活」シリーズ第二弾。すでにアフターもリリースされている人気作品です。淫魔シリーズはスイ編と下級淫魔編を先に聞いていて、後からこちらを聞きました。

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レンはマイペースかつ奔放、明るくゆるいしゃべりで小悪魔然とした性格の淫魔。淫らな欲望を持つ女性の元に現れ、夜な夜なエッチしては魔力を得る生活を送っていました。夢の中で軽い調子で話しかけ、そのままセックスに及ぶのが習慣。夢に入り込む女性を物色中、ヒロインを見つけるも冴えない顔、スタイルも微妙とか評価が辛いよ。気まぐれなのか、たまにはいいかもと彼女の夢に入ることに。レンが夢の中に入ると、ヒロインは目を輝かせ一目惚れしてしまった様子。レンの指示にあっさり従い、好きと告げるヒロイン。レンは普段夢の世界にいて、人間の現実世界に興味があると言います。そっちに行くから歓迎してねと軽いノリで話し、人間の世界に行くことに。 

 

目を覚ましたヒロインに、自分は魔族で淫魔だと自己紹介するレン。君を人間世界での拠点にしたい、従順そうでなんでも言うこと聞きそう、とか本音をしゃべりすぎ。受け入れたヒロイン相手に即奉仕して、とか淫魔らしいというか要求が唐突です。惚れているせいか、躊躇なく応じるヒロイン。下手と言いつつ、レンも興奮気味。自分本位で本番に及ぼうとするも、ヒロインの体はまだ準備が出来ていない状態。普段は魔法で女性を操っているのですが、今は魔力が少なくそれは叶わず、仕方なくヒロインの体を触って感じさせることに。途中からヒロインに一人でさせたり、面倒くさがりな様子が何とも言えない。しゃべりが明るく軽快なためきつい感じではないけど、自己中で上から目線で思ったことを何でも口にしたり、デリカシーに欠ける印象です。

 

レンとエッチしつつ共同生活を続けていたある日、風邪による発熱で苦しむヒロイン。レンはヒロインとのエッチを諦め夢の世界へ、見つけた女子に魔法をかけて事に及ぼうとするも、気が乗らず相手を放置。そこで前作の主人公で、同じ淫魔であるスイと出くわします。ヒロインが風邪を引いたと言うと、看病するようにアドバイスされます。最初やる気がなかったものの、一応スイから具体的な看病の仕方を聞くことに。ヒロインの家に戻り、耳かきをしてヒロインを労わります。

その後も体調が優れないヒロインとエッチ出来ず、夢の中で再度他の女子を漁ろうとするもそれを止めたりと、自身の内面の変化に戸惑い苛立っている様子のレン。夢の中でヒロインにぶっきらぼうな調子で添い寝したりと、以前とは異なり変化してきている様子。それでも認めたくないのか、女子とするのは食事でヒロインのことは好きじゃないと言い張ります。 

 

最近調子が狂っていたのはエッチがマンネリしてたからと思ったレン、下級淫魔の少年二人を連れてヒロインの夢の中へ。嫌がるヒロイン相手に複数でセックスしようとするも、ヒロインの態度や彼女に触れようとする淫魔二人に苛立ちをぶつけます。けしかけたのは自分なのに、下級淫魔二人を追い出しヒロインに詰め寄るレン。このところずっと気持ちが荒れていたのは、ヒロインを好きになったせいとようやく自覚したのでした。素直になり好きと告白し、ヒロインを抱くことに。 

 

前作のスイとは異なり性に奔放で、人間に対する見方がドライな淫魔が主人公です。同シリーズながらキャラクターも作風も異なり、違いに驚きました。ヒロインへの好意の自覚が早く、純愛と癒しに特化したスイ編とは別作品の印象。人外であることが色濃く出たキャラクターとストーリー展開で、淫魔らしく奔放かつ自分本位なレンの言動に振り回されます。今回はエロとトーク多めで、癒しパートは少なめ。レンの内面の変化を描く手法として、スイと夢の世界で話すシーンが多く収録されています。

 

女やエロに不自由することはないけど、食事の際は相手の理想の見た目の姿だったり、魔法をかけて本人の意思は関係なく行為に及んだりと、素の自分を受け入れてくれる存在はいなかった彼ら。経験豊富だけど恋愛未経験なのは今作も共通していて、はじめての恋に高揚したり、苛立ったりと聞いてるこちらも翻弄されました。 

スイ編と同様の作風を期待して聞くと思ってたのと違うとなりそうですが、最初食糧としてしか見てなかったヒロインへの気持ちの変化を聞くのが面白かったです。ヒロインに気持ちが傾いていく過程がじれったくも、最終トラックで身も心も結ばれて良かったねとなりました。