偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

密着囁き×キメセク!(CV:三橋渡)

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同人サークルセックスドライブ発、タイトル通り大学の後輩に薬を飲まされ襲われるDL作品。三橋渡さん出演で発売当初に割引期間あり、長尺でかわいいジャケ絵と発売一ヶ月しないうちにドンと売れて今も記録更新中。キメセクというと商業のシリーズものルジュノワを思い浮かべますが、そちらとは異なりストーリー性は低め、エロ特化でライトな作風。正式タイトルは「密着囁き×キメセク!~大学の後輩に薬を盛られて調教されちゃいました~」。 

 

ヒロインは有名大学の経済学部三回生。勉強が出来て顔立ちも整っているものの、しょっちゅう転んだり人間違いをしたりと色々抜けているという設定。男女共学の大学に通うも男性と付き合った経験はなく、告白されても断ってきたヒロイン。趣味はネットカフェでくつろぐこと。ヒロインが行きつけのネカフェのブースで休んでいると、同じ大学の薬学部二回生の香坂棗(こうさか・なつめ)が何故か中に入ってきます。棗はヒロインを知っているけど、ヒロインの記憶は薄い感じ。自分もこのカフェをよく利用する、先輩を見つけて追いかけてきたと言う棗。ヒロインの許可を取って至近距離に座り、先輩ってかわいいですよね、彼氏いるんですかといきなりな質問をぶつけてきます。付き合った経験がないと言うヒロインに、一度男を知ったら変わるかもしれないですよ、と何故かキスをしてくる棗。体が熱くなってきたヒロイン、棗に口移しで何か飲まされた模様。ヒロインに飲ませたのは、自分が開発した媚薬だと言います。体温が上昇して敏感になり、目の前の相手に欲情する薬と説明する棗。今外に出たら見知らぬ男に襲いかかってしまうかも、それだったら自分といた方がいい、とよく分からない理屈でヒロインを従わせます。一応嫌がる素振りを見せたものの、媚薬効果と何度もキスをしたせいで興奮が抑えられないヒロイン。棗は甘い囁きと耳舐めをしつつ、ヒロインの体に触り焦らします。本番直前までするけど最後まではせず、今日はここまでとかどんだけ余裕なの。

 

次の日、ネカフェで棗に声を掛けられるヒロイン。体は大丈夫か、副作用がないなら良かったとか襲っておいてずいぶんな気安さです。棗を振り切りたいけど、ここは親が経営しているネカフェで、昨日の様子を録画してあると脅されてしまいます。従業員用の休憩室にヒロインを連れて行き、新しい薬を飲んでほしいと言う棗。ヒロインが嫌そうな顔を見せるとほんとは期待してるんでしょ、昨日の続きをしてあげましょうか、とか相変わらずすごい自信。薬の効果は、棗が言ったことをなんでも聞くこと。媚薬効果もあるとのことで、薬の効果を試すためヒロインからキスするよう要求します。ヒロインは仕方なく棗の体の上に馬乗りになり、キスすることに。更に目の前で一人でしてみせてとか、敬語でやんわり脅してヒロインを言いなりにします。先輩から自分の服を脱がせてとお願いしたり、年下の甘え方してくるのあざといな。互いの下半身を擦り付け実況して興奮をあおり、入っちゃったとか誘導するの上手すぎでしょ。媚薬のせいと言うヒロインにあれはビタミン剤でした、とこのタイミングで種明かしするのほんとにズルいな。今更止めることも出来ず、最後まですることに。

 

 

数日後、棗がいる医学部の研究室にヒロインがやって来ます。研究で忙しい棗、しばらくヒロインと会っていなかったのでした。準備室で二人きりになり、これは薬の副作用と言いヒロインは棗に抱きつきます。自分から棗の耳を舐めたり、下半身をなすりつけたりと興奮を隠せない様子。他人に声を聞かれないよう注意しつつ、本番に及ぶスリルを楽しんでます。ヒロインに欲情を自覚させて、自分から来るよう仕向けたとか棗はどんだけ策士なのか。避妊なしでも最後までしたいと言うヒロイン、快楽に飲まれ過ぎです。最初は媚薬を飲まされ無理矢理だったはずが、親密なやり取りが交わされもうカップルのような。 

 

媚薬と脅しで始まるも途中気持ちの矢印に変化があり、ヒロインの肉食ぶりが開花したりと一方通行でないのが好感触でした。脅したり命令したりとやってることは強引ですが、先輩呼びと敬語責めで慇懃無礼さはありつつ、暴力性は低めに感じるセリフ選びが上手いなと。加えて三橋さんの声と囁きの心地良さと相まって、アメとムチの威力がとんでもないことに。キメセクで調教が目的かと思ってたら、薬は手段で本音はヒロインと身も心も愛し合いたかった、とか腹黒いようで純粋にも聞こえるふり幅が反則です。策士で執着心や独占欲の強さが目立つけど、避妊を気にしたりヒロインをたしなめるシーンがあったりと、ヤンデレまでいかないキャラクター造形が絶妙でした。

医大生が効果の高い媚薬作るとか問題になりそうですが、某シリーズのように副作用が強かったり危険をともなう設定はなく、エッセンス的な捉え方で聞くのが適しているかと思います。