偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

横恋慕純愛編(CV:茶介)

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ステラワース発再会した男女の恋愛模様を描いた2枚のうちのひとつ。脚本がひよさんで、声は茶介さん。茶介さんが18推CDに初めて出演したのがステラワースの「男ともだち青・黒」で、純愛とヤンデレに分かれた作品でした。今作は「男ともだち」のIFルートのエピソードと言っていいほど、「男ともだち」を彷彿とさせる展開とキャラクターになっています。最初のタイトルコールから「男ともだち」感が出ていて、既視感に驚き。



街でヒロインが雨宿りをしていると、男性が駆け込んできます。ヒロインの顔を見た男性はもしかしてと声をかけます。彼はヒロインの高校の同級生、小湊俊平(こみなと・しゅんぺい)でした。成人式ぶりの再会ながら、二人で食事に行くことに。二人は偶然の再会を喜び、近況を報告しあいます。ヒロインはすでに結婚していて子どもはなし。俊平は今はフリーとのこと。優しすぎて束縛も嫉妬もしないことが理由で、続かないと言います。近況を聞かれ浮かない表情のヒロイン。夫が浮気していて、浮気相手の女性から非通知の電話が頻繁にかかってくると話します。今夜夫は泊まりで浮気相手と一緒にいるらしいと察した俊平は、ヒロインに付き合うと酒を勧めます。すっかり酔ってしまったヒロインを、自分の家に連れて行く俊平。タクシー呼ぶと帰そうとする彼に、ヒロインは悲しげな表情をします。「本当はずっとお前のことが好きだった」と突然の告白。ヒロインが結婚したのがショックだった、でも今のヒロインを見ていたら良かったと思えないと言います。俊平はヒロインにキスをして「そんな旦那別れちゃえよ」とささやき、拒絶しないヒロインを抱くことに。 

ずっとヒロインとこうしたかったと言う俊平、高校時代からずっと彼女のことが好きだったと言います。俊平の奉仕に驚くヒロイン。夫に抱かれてはいたもののろくに奉仕はされず一方的にされるだけで、そのことを俊平は憤ります。欲望をぶつけるより、ヒロインを感じさせようする熱い濡れ場でした。事後「後悔してないから」と言う俊平。返答しないヒロイン相手にもどかしそうです。

 


しばらくして心配した俊平が電話をかけてきます。高校時代遠足で行った遊園地で、仕事帰りに会う約束をします。クラスメートだった頃の話をする二人。好きだったけど断られるのが怖くて、告白できなかったと言う俊平。あの時告白してれば、と後悔している様子。その時、ヒロインのスマホに通知が。夫の携帯から浮気相手と夫が写った写真が送られてきて、相手はおそらく浮気相手。俊平はヒロインを心配して、一人で帰せないと言います。二人はまた俊平の家に行くことに。

 

再会した時は関係を持ってしまったけど、それ以降は手を出さずヒロインをいたわる俊平が非常に真面目な印象。過去の交際相手に淡白だったのもヒロインのことが忘れられなかったからで、ヒロイン愛されてるなあと。一方的に旦那と浮気相手が悪く、男性キャラクターがいい人。「男ともだち」ほどの逆転劇はないですが、文字通り純愛を体感することができます。

茶介さんが「男ともだち」で18推デビューされて今年の6月で5周年。このタイミングでのリリースが原点回帰のようで、メーカーやライターさんの心意気に感服。茶介さんの演技も元彼を思い出す少し沈んだ乾いた声で、まさにリメンバー男ともだちでした。