偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

刻々のリーベ(CV:華麗愁)

同人サークルOZドロップスのDL作品「刻々のリーベ」。軍人とのやり取りを描いた作品で、声は華麗愁(かれい・しゅう?)さんです。

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今は戦争中でヒロインは軍人でありギルベルト中尉の部下。戦争は相手国を圧しており勝利目前の状況。ギルベルトはヒロインに、軍に敵国の諜報員が入り込んでいる噂を話します。疲れが溜まっているヒロイン、ギルベルトに促され休むことに。ヒロインが目を覚ますと、服を脱がされ鎖に繋がれていました。困惑するヒロインに、諜報員であることを気付いていたと告げるギルベルト。ヒロインは敵国のスパイだったのです。ヒロインの祖国の情報を話せば助けてやるが、拒絶すれば拷問すると脅されます。従わないヒロインに、ギルベルトは快楽に抵抗出来なくなる薬を注射します。ギルベルトに挑発され、無理矢理犯されることに。果てた後「どうして君なんだ」とうめく彼。


 
再度ヒロインが目を覚ますと、傍らにギルベルトが。ここはギルベルトの別荘の中で、尋問目的に連れてきたとのこと。外はひどい吹雪で脱出は不可能。というか戦争中なのにヒロイン連れて別荘来たのか。逃げ出すことも自害も許さないと言うギルベルト。彼はヒロインの家族の写真を見せ、妙なことをしたら家族にも害が及ぶと脅します。昨日の続きと言いヒロインを抱こうしますが、彼女が高熱を出していると気づき休ませることに。敵ながらヒロインを心配し世話を焼く彼。今までの高圧的な雰囲気はなくなり、ヒロインを気遣う様子におやこれはとなります。以後ヒロインとギルベルト、彼に仕える若いメイドとの生活が始まることに。

 

最初は諜報員と敵国の軍人で敵対関係ですが、別荘での生活で関係や心情に変化が生じる過程を聞くことになります。監禁ものかと思いきや、軟禁どころか静養してるかのような穏やかな生活。早い段階で男性キャラクターがヒロインに惚れていることが分かるので、悪い感じはしませんでした。華麗さんの年齢高めの渋く迫力があり、おおらかな低音ボイスが良かったです。ねちっこく高圧的なしゃべりから、落ち着きある優しい声が魅力的。聞く前は硬派な作風で悪い男かと思いましたが、聞いてみると女性向けの作風で優しい男でした。ギルベルトは何かと自分のことを卑下してますが、女性向け作品の中ではいい男の部類に入るかと。ヒロイン以外のキャラクターの声有りで、女性キャラクターの声も入ってます。シチュエーションCDであると同時に、ドラマCDでもあり臨場感がありました。BGMが効果的に使われ、作中のピアノ曲の使い方も絶妙。最終トラックのピアノ曲のフルバージョンがさながら映画のエンドロールのようで、映画のような丁寧な作りが好感触でした。