偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

ライアー×チェイサー case.02 八野犬斗(CV:茶介)

f:id:mitohino:20181118183426j:plain

Milky chain発のシリーズ第2作目。嘘つきとストーカーの組み合わせで、難ありな男女の話という風変わりな作品で声は茶介さんです。
茶介さん演じる八野犬斗(やの・けんと)はヒロインの職場の上司で、部署の頼れるお兄さん的存在。名前が独特です。キャラデザの画像は白衣を着ているように見えますが、白のジャケット着用で会社員なのねと。35歳設定で落ち着いた雰囲気です。


犬斗が酒に酔ったヒロインを介抱した際、勢いでセフレの関係になり数ヶ月。下の階にバーがあるホテルで待ち合わせして、合流するシーンからはじまります。飲んだ後、ホテルの一室で犬斗に抱かれます。事後、犬斗にこういうふうに会うのは最後にしよう、とセフレ関係の終わりを切り出されます。今までありがとうとお礼を言う犬斗に、ヒロインは特に寂しがる様子もなく彼は残念そう。

翌日朝早く犬斗が出勤すると、ヒロインが先に出社していました。仕事の進行状況を見て早く来るだろうと思っていたとのことで、ヒロインと仕事に取り掛かります。セフレ関係を解消したばかりで気まずくないか、と聞く犬斗に「尊敬する上司」と落ち着いた様子のヒロイン。終業後、犬斗が帰った後彼のデスクをあさるヒロインに「そこで何をしている」と声を掛ける犬斗。「君が探しているのはこれだろ」と朝パソコンの記録を取る際渡そうとして間違えた、と言って引っ込めたデータが入った媒体を見せられます。犬斗は中途採用でヒロインより後にこの会社にやってきたのですが、当時からヒロインを怪しいと思っていて警戒していたことを告げます。デスクの配置が変わっていたり、引き出しが開けられていたり。犬斗の仕事の進行状況を把握し、他にも彼の好きなものや持ち物についてあまりにもよく知っていて、最初ストーカーと思ったと言われます。「まさか同業者に会うとはな」とヒロインの正体を言い当て、自分の素性を明かします。二人の目的は一致していて、手を組まないかと提案されます。

 

恋愛とエロ中心の18推で、利害関係の一致で手を組む男女と変わってます。キャラデザのクールな印象とセフレ設定でドライな男性を想像していたら、紳士的で面倒見がいい大人の男性でした。対してヒロインはクールで身体を張るのも抵抗がない女性で、この界隈では珍しいヒロイン像。犬斗よりもヒロインの方がミステリアスで、彼の視点や言動を通してヒロインの性格や内面を想像する作りが変わってるなと思いました。犬斗はヒロインに惚れているけど、ヒロインは彼を好きなのか、犬斗が能力高いから告白に応じたのかなとはっきりせず。協力しあって事件解決となるのですが、濡れ場トラックの時間長めなのもあって、ストーリーパートはあっさりしているのでもうひと展開欲しかった気が。戦闘シーンはなくこわい展開もないので、安心して聞けました。