偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

恋愛確率1% オネエに恋して(CV:茶介)

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GOLD発オネエ男子との恋を描いた作品。声は茶介さんで、脚本は「ヘンアイカレシ」の卯木悠里さん。
茶介さん演じるオネエ男子高城美斗(たかぎ・よしと)は、ヒロインの職場の同僚で親友。二人でいる時の愛称はみとちゃん。普段は会社員で男性として振るまい、プライベートではオネエという二つの顔を持っている彼。お昼休憩でヒロインと外にランチへ、個室に入るとオネエ言葉で明るく話します。結構はっちゃけたしゃべりで、いかにもオネエといった感じでトバしてるなと。「お〇ぎです!」みたいな(古いよ)。副業でバーテンダーをやってるみとちゃん、バーに気になる男性が客として来る、きっと同族と言いアプローチするためコスメを買いたい、ヒロインに付き合ってと頼みます。みとちゃんのことが好きなヒロインは微妙なリアクション。見返りに男紹介するよとか、アタシがノンケであんた彼女にしたら上手くいきそう、でもオネエだからそんな確率ないとヒロインの気持ちも知らず畳み込みます。



コスメを選びに来た二人、あーだこーだとオネエ言葉でしゃべっていると、職場の課長が妻のための買い物にやって来ます。男モードに切り替わるみとちゃん、課長に二人は付き合っているのかと質問され「俺と彼女は恋人じゃないです」と答えます。はっきり告げられ傷ついたヒロインはその場を立ち去ります。
後日、みとちゃんが勤めるバーにやって来たヒロイン。悩みがある様子のヒロインを見かねて話を聞くため外へ。ヒロインはみとちゃんのことを男として好きと告げるものの、恋愛対象として見れないと断られます。彼はヒロインの好意に気づいていて、それでも親友として好きだからそばにいたかったと言います。ショックを受けつつ抱いてほしい、はじめてをみとちゃんに捧げたいと言うヒロインを抱くことにした彼。二人はホテルへ。



ヒロインの告白で関係に変化が起こり、気持ちにも変化が生じるという内容ですが展開が早い早い。最初は断ったのに彼女が抱いてほしいと言うと火が付いたらしく、キスして逃がさないとか、え、もうホテル行っちゃうのと思いました。
みとちゃんを男として好きというヒロインに、オネエのままだと失礼だからと男として抱くのですが、他作品同様通常運転の茶介さんで安心の高クオリティ。会社員でオネエでもある二重生活を送っている彼は切り替えが上手く、男らしい印象を受けました。取り留めなくしゃべったり、共感能力が高くヒロインの気持ちを想像して叱ったり諭したりするところは女性的。感情の起伏が激しく、心が決まれば自分で動きどんどん話が進みます。濡れ場のトラックは10分台で、日常パートは2分程度のトラックが複数あり詰め込んだ感が強いです。
本番はオネエと男両方のバージョンで抱かれますが、奉仕型で強く求めてきて優しいです。隠語までいかなくても、あけすけなエロの物言いが「ヘンアイカレシ」のライターさんといった印象でした。



タイトルは「恋愛確率1%」ですが、実際はもっと確率が高い気が。みとちゃんは序盤ではゲイと自己申告してますが、ヒロインの気持ちを知ると傾くのでむしろバイセクシャルなのかなと。ヒロインのことすんなり抱くし。オネエCDの需要はネットで結構見られ最近増えつつあるジャンル。「男の面が出るオネエは苦手」の意見も聞くので、全面オネエであることを期待して聞くと思ってたのと違うとなりそうです。何を求めて聞くかで評価に差が出る作品かと思います。メーカーやライターの方も試行錯誤されたのか、18推でオネエを描くなら男の面も出さないとウケない、という判断なんでしょうか。茶介さんの演技も、前半はオーバーに感じるぐらいのはっちゃけたしゃべりで、後編の落ち着いたしゃべりの方が好みでした。